From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
セミナーなどで素晴らしいアイデアを学んで「早速、自社でも取り入れよう!」と考えた時、立ちはだかるのがスタッフです。
新しく学んできたアイデアを意気揚々とスタッフに話すと…「また、何かセミナーで学んで盛り上がってるよ」という冷ややかな目で見られた経験はないでしょうか?
まァ、そう思われるということは前科があるわけで、ハッキリ言えば社長自身の責任でもありますが。前科がなくても新しいことを取り入れようとすると、変化を拒む人は必ずいます。
そんな時にまずやるべき3つの対処法を紹介しましょう。
対処法1. 人に押し付けるのでなく自分が率先する
学んできた知識を押し付けるだけではスタッフから反感を買って当然。まずは自分でやってみて「本気だ」と思ってもらうことです。
結果、ひとりふたりと付いてきてくれる人が現れます。
対処法2. 小さな成果をあげる
学んだことを使って早く成果をだすこともポイントです。成果が出れば、やる気になります。
もちろん売上や利益などはすぐに結果は出ません。しかし、何か小さくても変化があるはずです。
その変化が起こることをあらかじめ伝えておき、実際に変化が起こったら大きな声で「変化したっ!」「成果が出たっ!」と宣言します。
小さな成果を出すと、それが間もなく大きな成果となり、その間に信用が築かれ周りもしっかりと付いてくるようになります。
対処法3.ランチで発表する
やりたいと思うことがあったら会議室や朝礼などの改まった場ではなく、メンバーとのランチの時間を取り、軽い感じで言ってみることです。食事の席のことですから、軽い気持ちで意見を言ってくれたり、プラスアルファのアイデアを出してくれたりします。
そして、会話が盛り上がったら、事務所に戻った瞬間にその第一歩を取り組むようにします。既成事実を作ってしまうわけです(笑
もちろん単に「これをやろうと思う」と発表するだけなら夜でもいいでしょう。でも、ランチは日中だから、盛り上がった直後に第一歩に取り組めるのがいいところです。(予算も安く済みますし。)
ランチに時間を取るのはもったいないと思うかもしれませんが、会議で身のない会話をしているよりよほどマシです。それにどうせ昼ごはんの時間も必要なわけですから、そのように考えればかなり時短になっているはずです。
普通?
以上、3ついかがですか?
まァ、至って普通です。
が、普通のことすらできていないのが小さな会社です。だから、変わったことなんてできないし、やる必要すらありません。
マネジメントもマーケティングも普通のことを淡々とやることです。新しいアイデアだろうが、そうではなかろうが、それが一番成果を出すのに重要なポイントです。
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