From:北岡秀紀
先週の1月24日、「おたんじょうびかい」なるものを開催しました。私の36歳の誕生日に感謝の気持ちを伝えるために、お客さんを呼ぶというイベントです。
モノマネ芸人がやってくる、セミナー中に食事とお酒が出てくる、ビンゴ大会がある、北岡がトシちゃんを踊る・・・という外から見ると訳のわからない会だったと思います。
「自分の誕生日にお金を取って、しかも、たくさんの人の前で踊るとか頭がおかしいのか?」
と正月早々、親に説教をされたほどです。
当然ですが、私はビジネスパーソンです。単に自尊心を満たしたいがためだけに、このような「おたんじょうびかい」を開催したわけではありません。
では、なぜ、このような「おたんじょうびかい」を開催したのか?
3つの理由
「北岡秀紀」と検索すると「北岡秀紀 年齢」とサジェスチョンが出るくらい検索されているから、みんなに本当の年齢を教えてあげようと思った、わけではありません。(1979年生まれって、プロフィールにずっと書いてありますから)
せっかく練習した踊りを見に来て欲しいから・・・でもありません。(いや、ちょっとあるか)
私の中でこの「おたんじょうびかい」には3つの理由を持たせていました。あなたのビジネスにおいても、ぜひ意識して欲しい3つですので、それをシェアしたいと思います。
1 ロイヤルカスタマーのフォローとして
おたんじょうびかいの価格は30,000円。外から見れば、かなり高めの金額です。しかし、実はロイヤルカスタマーについては、かなり安価な価格で参加していだけるようにしていました。
セミナーのような堅苦しいのとは違う時間をロイヤルカスタマーと共有したい、と考えたからです。結果、今後の購買につながってくるはずです。
2 休眠顧客の掘り起こしとして
お客が商品を購入してからあまりにも時間が経過すると、再購入してもらうコストが新規顧客の獲得コストとほとんど変わらなくなります。そうなる前に、イベントという名目で、お客の休眠化を防止したというわけです。
セミナーだと、タイトルや内容などで来る来ないが決まります。しかし、このようなイベントにすることで、ある程度、北岡を知っている人であれば、誰でも来てもらえる、というわけです。
3 「誰」を強めるため
私は単に売上アップ、利益アップをすることを否定しています。利益が増えた、自由になる時間が増えた・・・じゃあ、その後はどうするの?ということを考えよう、と絶えず伝えています。(その答えが家族との時間という人もいれば、趣味や旅という人もいれば、もっとビジネスという人もいます。それはどれでも構いません。)
売上アップ、利益アップしか言わないコンサルタントと「おたんじょうびかい」をするコンサルタントであれば、上記の言葉に対する説得力が違います。ただ、売上、利益だけじゃなく仕事をホントに楽しくやっているね、と。
どちら良い悪いではなく、共感してくれる人が変わります。売上アップ、利益アップの向こう側を見ている人には「おたんじょうびかい」をするコンサルタントの話の方が響くはず、ということです。
何かイベントはできない?
いかがでしょうか?
こうやって聞けば単なるおふざけに見える「おたんじょうびかい」にも意味がある、ということがお分かりいただけたと思います。
だから、あなたも私を見習って「おたんじょうびかい」をしましょう、ということではありません。お誕生日会という名目で人が集まるのは、私がキャラクタービジネスをしているからこそ。多くの方はそんなビジネスではないはず。
上記の3つのメリットを得る方法は誕生日会だけではありません。お客さんを巻き込めるようなイベントをやれば、実現可能です。
数日でドカンと売り上げがあがる、という性質のものではありません。しかし、長期的に見れば大きな差になります。
ぜひあなたもあなたらしいイベント、企画してみてください。かなりオススメです。
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