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今年さらに深刻化する問題

2015.1.9 | ,
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From:北岡秀紀

From:北岡秀紀

あけましておめでとうございます。
今年一発目ということで1年のはじまりっぽい話をしたいのですが、一方で今日はすでに9日。 お正月気分も抜けている、と思います。

なので、何をお話しようか悩んだんですが、すでに起こっている、そして、今年ますます加速するであろう話をしたい、と思います。

それは「人が足りない」という問題。

団塊世代が引退時期に入ったなどの要因もあり、時給をあげても人がこない、一部の求人誌の価格があがった、など人不足を改めて認識することが多くなってきています。

でも、よく考えれば、景気が悪かろうが何だろうが絶えず優秀な人は昔からずっと足りていません。 全ての仕事が機械にとって変わるまで未来永劫言われ続ける問題、というような気もしますが・・・

とにかく、優秀な人が欲しい、というのが多くの社長の考えだと思います。 では、どうすれば優秀な人を獲得できるのか?この永遠のテーマの解決策について、お話しします。

解決策は簡単で、実はこの『ザ・レスポンス』の読者であれば、誰もができる方法です。

求人とはマーケティングである

それは・・・「求人はマーケティングである」と考えるだけです。

つまり、売り物は自分の会社。お客は求職者。 求職者に対して、自分の会社の魅力をいかに伝えるのか、を考えればいい、というわけです。

言われてみれば当たり前のことなんですが、自社の求人を見てみてください。

欲しい人は明確か?

例えば・・・「どんな人に来て欲しい?」
お客は明確になっているでしょうか?

コピーライティングができる人。経理ができる人。求人というと、どうしてもスキルにばかりに目がいきます。

しかし、いくらスキルがあっても、社内の風土に合わない人であれば、力を発揮できないですし、場合によっては会社をかき回すだけかき回してやめてしまう、なんていうトラブルも起こります。

働くことに対して、どんな目的、信条を持っていて、働くことにどのようなビジョンを持っているのか?来て欲しい理想の人材をイメージしてください。

「いい人材が来ない」と言っている社長に限って「いい人材とは何か?」が明確になっていません。

他との違いは何か?

例えば・・・「他との会社の違い」マーケティングで言うUSP、ウリはあるでしょうか?

求人票や求人ページの文言を見ると、会社名のところを他の会社と取り替えても違和感がないものばかり。他の会社の求人をコピペしてちょっとアレンジしただけ、という会社が大半です。ちなみに求人会社に任せたら、99%そのような文言になることを保証します。

あなたの会社には他とは違う、どんな魅力があるのでしょうか?しっかりと考え、記載してください。

「とりたてて他との違いなんてない」と思われるかもしれません。が、前述した通り、ほとんどの会社がコピペしてちょっとアレンジしただけの求人です。

なので、自分たちからすると「当たり前じゃないの?」と思うようなことでも記載しておくだけで、「他との違い」になります。

ベネフィットは?

例えば・・・「ベネフィットを売る」

給料がいくら、福利厚生がどうのこうの。スペックを売っていませんか?

そうではなくて、働くことで求職者はどんなものを得られるのか?しっかりと明記しましょう。

給料や福利厚生だけで会社を選ぶ人にロクな人はいません。そうじゃない人を取りたいのに、そうじゃない人を惹きつけるような文言がなければ・・・うまくいくわけありません。

また、ベネフィットを書くということは、求職者が入社した暁には、それを実現する義務が社長にはあるということ。その意味で、求人のメッセージを考えるということは、社長自身の覚悟を明らかにするものでもある、とも言えます。

売り物は会社。お客は求職者

いかがでしょうか。

このように見ていけば、求人とマーケティングって同じだということがお判りいただけるんじゃないでしょうか?単に言葉が違うだけです。

前述した通り、売り物は自分の会社、お客は求職者と考えてみてください。

やれることはまだまだたくさんあるんじゃないでしょうか?今年は良い人材と一緒に飛躍の年にしていきましょう。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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