From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
「できる限り長い時間、集中したい」
仕事をしていれば必ず考えることと思います。
集中力を保つことができれば、それだけたくさんの仕事をこなすことができます。 実際、短時間しか働かない社長は勝手にビジネスが回る仕組みを持っているだけでなく、集中力が高いという共通点があります。 仕組みを作るのは時間がかかりますが、集中力は割と早く手に入れることができます。
では、どうすればより長い時間集中力を保つことができるのか?コップと水を想像してみてください。
コップの大きさがその人のエネルギーのMAX。毎朝、コップに水が注がれます。体調により水の量は異なりますが、コップ以上の水は注がれません。集中力を保つということはエネルギーを使う、つまり、コップの水をジョボジョボ流している、という状態です。
この絵が思い浮かべば、長く集中力を保つためには3つの手しかないことがわかります。
ひとつめ。
コップの大きさを大きくする、という方法です。MAXのエネルギー量が増えれば、集中できる時間が長くなることは容易に想像がつきます。
コップの大きさ=エネルギーのMAXを大きくするためには、良いものを食べる、運動するなど健康を保つことが一番。さらに集中を繰り返すことが次点。
しかし、コップの大きさはすぐには変わりません。かなりユックリ、徐々に大きくなります。
後で、「あ、言われてみれば、集中できる時間が長くなった」と振り返って気付く感じです。
ふたつめの方法は毎朝注がれる水の量を増やすこと。出来る限りコップ一杯の水が入るようにするわけです。
そのための方法は簡単で、よく睡眠を取るだけです。よく寝た日は、体調がいいのはすぐに実感できると思います。これが集中力につながります。
さらにひとつめと同じ、良いものを食べ運動をするなどの健康に気を使うことで、コンスタントにコップの水が入りやすくなります。
そして最後3つめは、流す水の量を少なくする。集中に使うエネルギーを減らす、ということです。
そのためにはまず定期的に休憩を取ること。私の場合は、50分ごとに10分休憩を取ります。そうすることでホンの少し、コップに水が注がれます。結果、長い時間、集中力を保つことができます。
集中のテーマ音楽を決めて、集中したい時はそれを流す。「ここにいたら集中する」という場所を作る。などなど、集中することを条件反射にしてしまいます。(このあたりの具体的なやり方は拙著『96%の人がやってないない 稼ぐ人の常識破りの仕事術』をお読みください。)
集中するというのは、意志の力の問題ではなく、ちょっとした技術です。ただ単に技術を教えただけだとイメージしづらく、実行できない人が少なくありません。
しかし、このコップの水の話をすると、集中のためのエネルギーを視覚的に理解できるようになります。結果、集中の技術を実行しやすくなります。
もし集中力が続かない・・・という悩みがあるなら、ぜひコップの水を思い浮かべてみてください。
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