From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
「いいから黙って稼げ」
「稼げない社長は人間じゃない」
私は、セミナーでしばしばこのような発言をするからか、ある懇親会で
「北岡さんはお金にしか興味がないんですか?」
というようなことを言われました。
いや、むしろ逆です。
お金を稼ぐためにビジネスをするなんて、くだらないと思います。
「ウチの商品・サービスを広げることで社会をこうしたい」
「業界を変えたい」
「考えを同じくする仲間をつくりたい」
なんでも構いませんが、ビジネスにお金以外の理由が乗っかって、はじめて仕事に意義を感じますし、もっと楽しく働けるようになります。
でも、これらの「理由」は、稼いでいない社長が言ったら、ただのキレイゴトです。
勉強のできないヤツが「東大なんて行っても仕方がない」と言っているのと同じ。
ダサいし、東大行ける学力をつけてから言え、と。
実際、200万円程度の月収を取れない社長が語る「理由」は、ただのキレイゴトです。
本やメディアや世間からの借り物です。
自分の言葉ではありません。
200万円を超えてはじめて、自分の言葉で「理由」が語れるようになります。
なぜなら、この月収を超えると大抵のものは、お金で買えるようになります。
だから「お金のため」に働くことがなくなります。
結果・・・「なんのために働くのか?」という、お金以外の理由を考えざるを得なくなるからです。
いや、稼いでいないけれどオレの「理由」は本物だ、と言うかもしれません。
しかし、「理由」を実現するためには、お金が必要です。
それすら調達できないわけですから、語る資格はありません。
その意味で、会社がお金を稼ぐということは、人間の身体で言うと呼吸をするのと同じレベルです。
確かに、呼吸をしているだけでも、生物学的には人間かもしれません。
しかし、一見生きるのとは関係のない文化的な活動をしてこそ、はじめて人間と呼べます。
だからこそ、「稼げない社長は人間じゃない」のです。
キレイゴトとかやらない言い訳を言うヒマがあったら、さっさと稼いでください。
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