From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
セミナーや教材で学んだこと、「これ身につけたい!」と思ったスキル・・・ なかなかうまくできない、という悩みを抱えている人は少なくありません。
実際、コンサルティングの現場でも、アドバイスしたはいいけれど「うまくできないんですが、どうしたらいいですか?」 という相談を受けます。
できるように伝えるのが私の仕事ですから、様々なやり方、方法論、ステップはお伝えします。 しかし、どんな優秀なコンサルタントでもコンテンツでも、ひとつだけ教えられないものがあります。 それは「やってみた感じ」です。
例えば、クロールを泳ぐために、バタ足をして、腕を動かして水をかくというやり方を伝えることはできます。もしくは一緒に水辺に行って、壁を持ってバタ足の練習をして、足をついたまま腕を動かして・・・ということはできます。
でも、最後には、自分で泳いでみる、というプロセスを通って「やってみた感じ」を体感し試行錯誤することで、うまくできるようになります。
ビジネスやスキルを身につける際も全く同様で、自分でやってみるというプロセスが必要です。やる前にたくさんの心配事が出てくるのも分かりますし質問したくなるのもわかります。でも、最後はやってみないと分からないのです。
なので、結局は「グズグズ言わずにやれっ!」というのが答えになります。それはこの「ザ・レスポンス」でも繰り返し言っていることです。
でも、そういうと「それは分かってます。でも動けないんです。」という答えが返ってきます。一方で、同じことを言われたら、さっさと動けるタイプの人もいます。
この差は何なのでしょうか?
それの違いを生むのは何を目的にするのか?です。
うまくやれない人は「うまくやる」ことを目的にします。しかし、うまくやれる人は「やり続ける」ことを目的にします。
前者のようにうまくやろうとすると、「どうやれば失敗しないか」ということを必死で考えます。結果、継続できない。だからうまくなりません。
しかし、「やり続ける」ことを目的とした場合、続ければ下手でもなんでもOKと考えます。当然、はじめは下手ですが、続ければだんだんうまくなっていきます。
また、やりながらの疑問は出てきますが、それは具体的な質問になりますので、自分で調べたり聞いたりするとすぐに解決ができます。結果、うまくいくのです。
なので、うまくやれない、できない、と考えるなら、一度その考えを捨ててみてください。単に「続けること」だけを目的にやるようにしてください。
2〜3週間も続ければ、何かをつかめるはずです。そして、だんだんうまくやれるようになるはず。
そうなればシメタもの。あとは淡々とやり続ければいつの間にかどんなものでもマスターしているはずです。
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