From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
会社の業績は社長が「社長にしかできない仕事」に取り組んでいる時間に比例します。
しかし、社長が単なる営業、さらにひどい時にはただの事務作業など、社長でなくてもできる仕事をやってしまっている会社は少なくありません。 社長でなくてもできる仕事の大半は肉体的に疲労を伴います。
しかも、長時間働くことが常態化しています。それが肉体的疲労となり、充実感につながります。
しかし、いかに充実感を感じていても業績があがらなければ意味がありませんし、全く疲労感を感じず充実感がなくても業績が上がっていれば、社長は仕事ができているのです。
もちろん小さな会社の場合、社長でなくてもできる仕事をやる必要はあります。
誰かに任せるべきということは理屈ではそうですが、お金も人も足りないわけですから、これ自体を否定するつもりはありません。(あくまでもはじめは、ですが。)
しかし、「社長にしかできない仕事」に取り組まなければ、いつまでたっても業績はあがりません。
こんな風に話すと当たり前、と思われると思います。しかし、現実には肉体的疲労感=充実感という勘違いから逃れ、「社長にしかできない仕事」に取り組めている社長は非常に少ないです。
しかし、それは仕方がない部分があります。なぜなら頭では勘違いと理解できるものの、感情的には満たされないからです。
では、この勘違いを取り除くにはどうすればいいのでしょうか?
それは。。。PCなしで机に座る時間を計測することです。
PCというのは仕事をしているつもりになりがちです。しかし、改めて考えてみるとわかりますが、PCでの仕事の大半は単なる作業です。少なくとも社長にしかできないという性質の仕事は相当少ないです。
また、ネットやメールなどどうでもいいことに時間を費やしてしまいます。一方で、社長がやるべき仕事というのは、マーケティングプランを作ったり、戦略を構築する、PCの前ではないことが多いです。
ですから、PCなしで机にすわっている時間を計測するのです。
もちろんPCで仕事をすることの中に本当に重要な仕事もあるにはあります。また、PCなしで机の前にいても、重要でない仕事があることも重々承知しています。
ただ、それが重要なものなのか、そうでないものかの判断できるのは自分だけであり、曖昧です。
であれば、PCなしで机の前にいる時間、と単純化します。そうすることによって第三者であっても計測が可能になります。
計測ができれば改善ができます。それが目的です。PCなしで仕事をする時間を計測するようになれば、その時間を作ることを意識するようになります。
結果、社長にしかできない仕事に取り組むようになる、というわけです。
実際、これをやるようになってから雑務が減り、1年後に利益が3倍になったという社長もいます。 簡単過ぎてアホみたいな感じがしますが、効果抜群です。
ぜひやってみてください。
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