From:北岡秀紀
先週、寺本さんのリストブランディング講座に参加しました。
完全に一受講生として。
最近、決まった勉強会を除いて、人のセミナーに参加したことがなかったのでかなり新鮮でした。
メールマガジンを発行することでお客さんとの関係を築くにはどうすればいいのか?
詳細に渡って解説してくれます。
業種、業界問わず、ビジネスをしているなら必須のスキルですから、まだ行っていなければ、行くことを強くオススメします。
まァ、次の開催があれば、ですが。
さて、今回のセミナーで2つ印象深かったことがあります。
ひとつめは、寺本さんのメルマガの書き方です。
寺本さんは印象的なエピソードをとりあえず書くところからはじめるそうです。
で、エピソードを書く中でオチを考えながら作っていく、というやり方です。
一方、私はというと、全く逆です。
「こういうことを伝えたい」というオチをまず決めます。
そこから関連するようにオープニングを考えるというやり方です。
毎回、色々なエピソードを持ってるなぁ・・・と思っていたのですが、実はそういうわけだったのです。
決して寺本さんが普段からエキサイティングな毎日を送っていてエピソードが豊富なのではなく、エピソードからオチを決めていたわけです。
オチから逆算してメールをつくる私からすれば、全く考えたことがないメールの書き方で驚きました。
ちなみに、色々聞いて回っていると、メールの書き方は寺本型と北岡型に完全に分かれるようです。
もうひとつこの講座で印象的な出来事が、セミナーの行列です。
セミナーの休憩になると、寺本さんのいる演壇にたくさんの人が行列し、質問をしているのです。
一方で、私のセミナーはというと・・・
行列ができることは、まずありません。
たまァに受講生の方がやってきて、ポロポロと質問がある程度。
寺本さんのセミナーでは、セミナー終了後1時間以上も受講生の方が残っていましたが、私のセミナーでは、終了後ものの10分もすれば受講生の方は帰っていきます。
受講生が残っていたとしても、他の受講生とのおしゃべりのために、です。
以前、ある方に「1泊2日×3のセミナーの最終日で行列ができないって珍しいですね」と言われたほどです。
私もそう思います(笑)
ちなみに、質問に来るなとか言ったつもりはありません。
むしろウェルカムですし、そういうのはどちらかというと好きなほうです。
なので理由はよくわかりませんが、大方の予想では、北岡の人格に問題があるという見方が優勢です(笑)
寺本さんと私は年齢も近くて、ビジネスのカテゴリーも同じとはいいませんが、似通っています。
そして、何より同じメルマガで毎週メルマガを書いています。
(「こういうヤツにはイラっとする」というタイプも似ています。)
なのに、こんなにもメールの書き方が違うし、セミナーの雰囲気が違います。
その違いが起こるのは、ビジネスに対するスタンスの差かもしれませんし、やり方の差かもしれません。
しかし、それはそれほど重要なことではありません。
プロセスやスタンスは全く違うのに、お互いビジネスでそれなりの成果をあげている、ということに気付いてほしいのです。
あなたにとって「欲しい成果」があると思います。
しかし、そこに至る道はひとつではありません。
色んなスタンス、やり方、考え方があります。
「理念」みたいなものがしっくりくる人がいれば、違和感を感じる人もいます。
セールスが大好きな人もいれば、大嫌いな人もいます。
お客さんと和気あいあいとした関係を築きながらビジネスをする道も何ともいえない緊張感のある関係というのもあります。
どちらが合っている、間違っているというのはありません。
得たい成果さえ得ていれば、全て正解です。
ひとつのことに集中して徹底的に取り組むというのは非常に重要なことです。
でも、「やり方」があなたにとって成果をもたらさないものである、という可能性があることは頭にいれておくべきです。
富士山の頂上に登るのにも色々なルートがあるのと同じです。
「継続は力なり」が美徳とされますが、一方で「あきらめが肝心」という言葉もあります。
少なくとも他の可能性を考慮しないまま、ひとつのやり方に固執することほど危険なことはありません。
もし伸び悩んでいるなら・・・他の道がないのか、改めて時間をとって考えてみましょう。
高い壁に見えても、案外、横には向こう側にいくドアがあるものです。
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