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お盆にやるべき仕事

2013.8.16 | ,
  •  

From:北岡秀紀

お盆、いかがお過ごしでしょうか。
経営者の場合、1日か2日は遊ぶけれど、あとはずっと仕事をしている、という人が多いようです。
というのは、私自身もそうですし、クライアントもそうです。

また、お盆はウェブ上の商品の物流量は落ちるようですが、私の感覚値ではありますが経営者向けの商品については落ちる気配がありません。

取引先からのメールやスタッフによる中断などの邪魔が入ってきませんから仕事がはかどるのもあり、休みこそ、ゆっくり仕事をできるというものです。
そこで、たっぷり溜っている残務を処理しよう、と思っているかもしれませんが・・・・

ちょっと待ってください。
残務処理もいいですが、もっとやっていただきたいことがあります。

それは「捨てる」作業です。
実は残務処理の中にもやらなくてもいいものはかなりあります。
ただ、今までやっていたという理由だけで取り組んでいるものがあるはずです。

捨ててしまえば、その残務処理さえしなくて済む可能性もあります。
邪魔が入らず、じっくり腰を据えて考えられるときです、せっかくですから色々なものを捨ててしまいましょう。

それでは具体的に何を捨てればいいのでしょうか?
3つあげましょう。

1 やりかけのプロジェクト

やろうと思って手つかずになっているプロジェクトはありませんか?
そのプロジェクトは本当にやる必要があるのでしょうか?

あなたがやりたいのは当然のこと、あなたの(会社の)リソースを活かせて、リターンが見込めるものでしょうか?

義理で進めているみたいなものはないですか?
もう既にお金をかけてしまっているから、という理由でやってしまっているものはないですか?

そういうものは、今日をきっかけにバッサリと切ってしまいましょう。

2 コストばかりのお客さん

あなたもしくはスタッフの手を煩わせるお客さんはいませんか?
価格以上のサービスを求めてくる、理不尽なクレームを言ってくる・・・

こういうお客さんはコストばかりかかってリターンは少ないです。
精神的なストレスも含めれば、マイナスの影響しかありません。

そんなダメなお客さんをリストアップしてみましょう。
そして、今後の取引を断ってしまいましょう。

3 売れていない商品

売れていないなくて、いつかテコ入れしようと思っている商品はありませんか?
売れない商品を、売れるようにするのはかなり大変です。
不可能なこともあります。

そんな商品に手を煩わされるより、今、売れている商品をもっと売るように力を注ぐべきです。
売れない商品に使っているマーケティング、サポートの人的、金銭的コストを全部、売れている商品に注ぎましょう。

あなたの想いが詰まっているかもしれません。
でも、お客さんに受け入れられなければ、それはただのゴミです。
こころを鬼にして、廃盤にしてしまいましょう。

形のある商品で倉庫に山と積まれているのであれば、捨ててしまいましょう。

もったいない気持ちは分かりますが・・・きっと1年後も在庫の山ですから。

捨てる効用

もちろん他に捨てて欲しいものはあります。
どうせ読まない本、どうせ見ないDVD教材、いつか読もうと思っている雑誌類。
山と積まれた書類。

ポイントは、迷ったら捨てるということです。
多くの人は迷ったら残します。だから、ほとんど捨てることができません。
だから、迷ったら捨てるのです。

捨てた後、本当に大事なものなら、誰かが指摘してくれるはずですし、どこかにバックアップはあります。
バックアップがなかったとすれば、バックアップもとらなくていいレベルの仕事だったということです。

「捨てる」をやると、残務処理をするよりも、前に進んでいる感が得られること請け合いです。
そして休み明けの生産性が倍以上になっていることをお約束します。

なぜなら、捨てることによって、あなたがやることが減ります。
つまり、自分が欲しいと思っている成果に対しての仕事だけに集中ができるようになるからです。

その結果・・・やることは減っているのに成果はカンタンにあがるようになります。
ぜひバンバン捨ててみてください。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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