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自己開示は必要?

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From:北岡秀紀

From:北岡秀紀

ビデオやセミナーで話している様子をご覧になっただけではわからないと思いますが、私は相当人見知りです。

大勢の前で話すのは全く大丈夫なのですが、一対一になった時に「何を話していいのか?」が全くわからず困ります。
しかし、最近、人見知りしない対象を見つけました。

それがメルマガの読者さんです。 私が執筆している『ザ・レスポンス』『オクゴエ!』『コンサル大学』を読んでくださっている方には、人見知りせずに話すことができます。

というのも、メルマガの読者さんの場合、 「あ、北岡さんっ!いつもメルマガ読んでます!!」 と向こうから話をしてくれるからです。 私はその方を全く知らないのですが、読者の方からすれば「いつも見ているアノ人」という感覚なのです。

ですから、全くの初対面であっても、いちいちラポールを築く必要もなく、初めから私の話を聞いてくれる体勢にあります。 なので、私も人見知りせず話をすることができる、というわけです。

このように親近感を感じてくれている状態になることは、ビジネス的にも大きなプラスとなります。 自分の商品、サービス分野の話をした際にも、「この人が言うことだから」と信じてもらいやすくなり、結果、お客の教育が進むからです。

2つの方法

親近感を読者に感じてもらうために自己開示を推奨する人がいます。 自分の家族とのエピソードだったり、パーソナリティを出しましょう、と。

でも、それに対して、抵抗があるという方も少なくありません。特に社長よりも担当のスタッフにその傾向が強いです。その場合はどうすればいいのでしょうか? 実は、自己開示はひとつの手ではありますが、必須条件ではありません。

実際、この『ザ・レスポンス』含め私の書いているメールはパーソナリティを余り出していない、ですよね。それでも、冒頭でお話ししたような状態になってくれています。

では、どうすれば自己開示無しに親近感を抱いてくれるのか。ポイントは2つあります。

ひとつめ:頻度

メールを繰り返し出す、ということ。ただ、これだけです。

なぜなら人は接触頻度が高い人に対して信頼感を抱きやすい傾向があるからです。心理学的にはザイアンス効果と呼ばれます。なので、内容はもちろんですがメールを出すことそのものを目的にしてもいいくらいです。

ふたつめ:考え

そして、もうひとつはビジネスに対する姿勢・スタンス、教育的なコンテンツ、などの「考え」を伝えることです。もう少し具体的には、自分の意見をハッキリと明確にするということです。「起業したらとりあえず働け」「お客は切れ」とか私は言いますが、これは意見をハッキリと伝えているわけです。

そうすることで、離れていくお客さんも現れます。しかし、それはそれでいいのです。考えを伝えて、それに賛同してくれた人だけが読者として残る。そして、その結果、商品を買ってくれるわけです。

伝えるのは専門分野だけ

ただし、あなたが意見表明すべきなのは、自分の専門分野においてです。 多くの方にメールを配信できるようになり、たくさんの人から喜びのメールをもらうようになると、いつの間にか自分はスゴイ人と勘違いします。

で、専門とは関係のない政治などの話までしてしまいます。結果、今まで関係を築いたお客との関係まで壊れてしまうことを少なくありません。多くの人があなたを支持しているのは、あなたのビジネスの分野においてであることを忘れてはいけません。全人的に支持されているわけではありません。

そのことを重々理解しておくべきです。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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