From:寺本隆裕
From:寺本隆裕
「寺本さんって、英語しゃべれるんですか?」
最近よく、いろんな人から聞かれます。
それもそのはず、ザ・レスポンスのメルマガやゴールドのニュースレターで、
海外の教材や本を買って勉強している、だの、
アメリカに行ってダン・ケネディのセミナーを受けてきた・・・だの、
その内容をシェアします、だの。。。
いかにも英語ペラペラのような印象を与えてきたからです。
だけど今日は、本当のことを告白しましょう。
僕は、英語は全然しゃべれません。
英検は3級です。
いや、しゃべれないどころか、読む聞く書く、も、得意ではありません。
たぶん、学生の方が英語レベルは高いと思います。
じゃあなぜ、英語の教材を買ったりアメリカに行ってセミナーを受けたりしてるのか、
それをお話したいと思います。
ちなみに僕も、大学受験くらいまではそこそこの英語力はあったはずなのです。
たしか、大学入試のセンター試験で、200点満点で190点くらいとった記憶があります。
(そしてこれは、英語に関する僕の唯一の自慢でもあります。
まぁ唯一のことなので、まぐれだという言い方もできます)
でも大学で理系の学科(建築系)に入ってから、
ほとんど英語を勉強することはなくなりました。
一応英語の必須科目はあったのですが、「建築家になる!」と思っていた僕は、
英語への興味を完全に失っていたのです。
(ちなみにその後すぐ、建築家になる!ということへの興味も、
完全に失ってしまっていますが・・・)
というわけで、2度ほど試験で単位を落としています。
同じ学科の友達のほとんどは、2年生までに英語の科目は全て終了して
専門の建築系科目に専念するようになったのですが、3年生では僕を含む少数だけ、
しかも土曜日の夕方という最悪の時間に、下級生や別の学科の人たちに交じって、
英語の講義に出ていました。。。
スレスレでテストに合格して単位を取ってからは、
英語に一切触れる機会がなくなりました。
大学を卒業したその後、東京のIT企業に入社しましたが、
夏ごろに強制的に受けさせられた「新入社員のTOEIC」のテストでは、
大卒レベルで平均450点くらいだといわれているテストで見事300点を獲得。
確か、1000点満点くらいでほぼ全て4拓の問題だから、
適当に答えたとしても250点は取れる計算なので、
正味、実力は50点分くらいしかないということなのでしょう。
高校卒業以来ずっと、英語をできるだけ避けていた結果、こんな感じになってしまいました。
それから数年後。。。
必要に迫られて、英語に関わるようになりました。
ダイレクトレスポンスやコピーライティング、インターネットマーケティングや
ビジネスの作り方などを学ぶためです。
英語に関わるといっても日本にいるわけですから、一日多くても数時間くらい、
文字を読んだり、録音・録画された音声を聞くくらいなもんです。
全く英語に触れない日もたびたびあります。
多分受験を控えた高校生の方が、英語に触れている時間は長いでしょう。
関わりだしたのが大体今から2年半くらい前のことですから、
僕の今の英語力がどれくらいのレベルか、
なんとなく想像していただけるんじゃないでしょうか。。。
数年ぶりに英語に関わりだした最初の頃は、めちゃくちゃ苦痛でした。
とにかく、知らない単語が多すぎるのです。
あ、これ学生の時に習ったけど忘れたな、、、とかじゃなく、
全然見たこともないような単語ばかりなのです。
まぁ、専門的な分野のものだからしょうがないのでしょうが・・・
しかも、文法なども、習ったような「きれいな」ものとは全然違い、
前に全く進まないのです・・
何度も辞書を引き、その単語の意味を調べてる間に、
前の単語の意味を忘れてまた引き直す、、、といったようなことを繰り返し、
1ページ読むのに何時間もかかることがありました。
何時間かあれば、日本語の本を1冊読めます。
時間の無駄じゃないか、と思いながら辞書と格闘する、
そんな苦痛の日々をしばらく過ごすうちに、ある本に書かれていたことを思い出しました。
それは、、、
日本人が日本語の本を読んでも、内容の3割も覚えてない
(or理解していない)
ということ。
そしてその内容をアウトプットする場合には、確か内容の1割も出ない、
というようなことだったと思います。
(もしくは、著者の言いたいことは全体の1割くらいで、ほかはその肉付けだ、
というようなことだったかもしれません。)
なのにもかかわらず、僕は英語の文章を読むときだけは、
一言一句逃さないように読んでいたのです。
(学校で最初に習った英語の勉強が、この方法だったからでしょう)
それからは、全体を流し読みするようになり、
わからないところはあえて頑張ってわかろうとはせず、
そこは飛ばしてわかるところだけ読むことにしました。
辞書もほとんど引かないようにしました。
そうすると、当然のことながら読むスピードもアップし、
段々楽しくなってきました。
細部にこだわらずに全体を通して読むことで、全体を通して著者が主張したい内容を、
把握しやすくなりました。
『どうせ、日本語読んでも1割しかアウトプットできないんなら、
英語を読んで1割しかわからなくても、
その1割をちゃんとアウトプットできれば、一緒やな。』
そう思うことで、楽になってきたのです。
何より、そのたった1割の中に、日本には入ってきていない考え方やテクニックなどが
十分に入っているので、満足だったわけです。
そして、それらの情報を知っておくことで、「先を見る」ことができるという、
安心感を持てるようになりました。
(ビジネス書の翻訳には、専門のスキルが必要でコストがかかる割には、
それ以外の、例えばハリーポッターのような翻訳本に比べて、
全然売れる量が少ないので、ビジネスにならない。
だから出版社がなかなか翻訳に乗り出さないため、
日本には流通しない良書が、海外には大量にある、という、
神田昌典さんのアドバイスは、その通りだと思いました。
そして、ほとんど出回らない良書や教材を翻訳して日本に紹介するという
僕らの役割も、とても重要なものだと再認識しました。)
なぜ今日、この話をしようと思ったかと言うと、何も、
「英語、わからない人も読んだ方がいいですよ」ということではなく
(まぁ、僕がそんなことを言える立場でもないですが。。)、
これは、情報の取り方に関するノウハウの一つだな、と思ったからです。
というのも、日本語の教材であっても、日本語の本であっても、
つまり日本語の情報を仕入れる場合、全部理解できるからといって、
たくさんとればいいというわけではないということです。
それがたとえ、いい情報であったとしても。
逆に、情報の取り方を間違えると、悪影響がある場合がよくあります。
行動しないと結果が出ない、というのは、当たり前のことなのですが、
「それを知っていながらも行動できない」理由には、
この「情報の取り方」に原因があるかもしれません。
例を2つあげてみましょう。
1.失敗が怖いために、情報を集めすぎる
何か新しいアイディアを実践しようとしたとき、失敗を恐れるあまり、
情報を求めすぎる場合があります。
例えば、ダイレクトメールが効果がある、という話を聞いて、
初めてダイレクトメールを打とうとするとします。
この場合、ダイレクトメールの書き方をいろんなところから学び
(いろんな人の出してる本や教材を買って)、いろんな事例を集め、
その成約率やその時使った封筒の色、業者、料金は別納なのか切手なのか、
カラーなのか白黒なのか・・・
などなどの情報を集めようとしてしまうパターンです。
あの人のケースはこうだったそうだ。この人のケースはこうだったそうだ。
でもうちの場合だとどうなんだろう。。。
そうだ、もうちょっとうちの業種と似てるところの事例を探してみよう!
という感じです。
そして知識だけは増えて、でも、不安は一向になくならず、結局何もできないパターンです。
「自分の場合」どうなるかは、実際にやってみるまで
絶対にわからないにもかかわらず。。。
2.置いていかれるのが怖いために、情報を取る
もしあなたが、最新の情報やテクニックなどに追い付いておきたい、
なるべくたくさんの情報を知っておきたい、という風に思っているなら、
情報の取りすぎのパターンかもしれません。
その結果、どれもこれもがオイシイアイディアに見えて、
やるべきことややりたいことがどんどん増えてしまう、
そして、時間が足りない・・・という風になってしまいます。
あるいは、何かやりだしても途中で別のアイディアに目移りしてしまい、
結局何も完了できないということになってしまいます。
実際は、昔から変わらない、重要ないくつかのことをやるだけで
結果が出るにもかかわらず。。。
もしあなたが、勉強しているけどなかなか結果に結び付かないな、と思っているなら、
次のことを考えてみてはどうでしょう。
fasdf
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上で言ったように、読むことがこのニュースレターの目的ではないからです。
全部読むよりもむしろ、たった1ページだけ読んで、
その1ページの内容を実際にやる、そういう使い方をお勧めします。
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