From:寺本隆裕
From:寺本隆裕
頭のいい人は特に、この症状に陥りがち。
あれ?頭のいい人って自分のことかな?と思ったなら、きっとあなたのことです(笑)
勉強熱心、研究熱心、仕事熱心、、、通常ポジティブな意味で使われるこの言葉ですが、時にそれが、ビジネスにおいて致命的な損失を引き起こすことがあります。
「アナリシス・パラリシス」
例えば、セールスライティングのリサーチ。12週間コピーで話している手順に沿って、アマゾンを調べた。関連本も5冊読んだ。見込み客にもインタビューした。
でも、まだ足りてない情報があるかもしれないと、ネットサーフィンを続けたり、別のセミナーに行って参加者の声をひろおうとした、なんてことはないでしょうか??
あるいは。新規キャンペーンをリリースするときに、過去のあらゆるデータを集めてきてテーブルの上に並べ、過去こうだったから今回はこうすればいいんじゃないか?いや、もしかするとこっちのほうがいいかもしれない。
ちょっとまてよ、もっといい方法があるかもしれないから、関連のセミナーとか教材はないだろうか?と、思ったことはないでしょうか?
セールスライティングのクライアントの取り方について。セミナーに行って人にあって、「コピーライター」と書いた名刺を交換する。人に紹介してもらう。とりあえず無料で書かせてもらう。
なるほど。でもこれ以外にもまだ方法があるのかもしれない。で、もしかするとソッチの方がもっと楽で、いいクライアントが取れるかもしれない。と、自宅でパソコンを前に情報を探したことはないでしょうか?
もっとスキルアップしてからじゃないとコピーは不安だ、と、とにかく自分の知らない知識の隙間を埋めるため、次々に勉強をする。本、教材、ネットで拾える無料の情報、、、
そして、あれ?この本にはこう書いてるけど、こっちにはこう書いてる。どっちを信じればいいんだろう。と、迷ったことはないでしょうか?
もしあなたにこういう経験があるなら、それは、「アナリシス・パラリシス」という症状です。アナリシス・パラリシスは分析麻痺という意味で、分析にはまって前に進めない状況のことを言います。
色々と考えすぎて、「何が正解なんだろう・・・」と心配になるあまり、また、失敗しちゃいけないという責任感のあまり、いつまでも前に進めない状態のことを言うわけです。
でも、実際問題解決系の教科書を読むと、ある一定の情報量を超えると、その問題の「解決策」にたどりつく確率が、逆に下がってしまう、と言われています。
ある程度までの情報を集めることは役に立つけど、それを超えると逆効果になるというわけですね。
特に、マーケティングやセールスライティングなんていうのは、答えのない世界。書いたコピーを実際に市場に出してみて、売れれば正解だし、売れなければ失敗なのです。
コピーを作るのにかかった時間や分析した量は関係ありません。売れるか、売れないか、ただそれだけです。
クライアントが取れるかどうかも、相手あっての話なので、こっちのノウハウよりも、相手がその気になるかどうか、だけです。
僕らはビジネスでやっているわけですし、時間は無限にあるわけではありません。
分析中毒家は自滅する。
ビジネスにおける最大の損失とは、時間を損することです。ある程度の情報が集まれば、とにかく素早く、そしてリスクが最小になるようテストして、素早くフィードバックを得ましょう。
fasdf
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします