From:小川忠洋
先日、友人の鳥内さんがやってるリアルインサイトで、ヤバい話を聞いた。それはスタンフォードで教授をやってる西さんの話だったんだけど、ザ・レスポンスを読んでいるあなたには信じられない現象が、日本で起きていると。。。それは何かというと、米国では優秀な人ほど、大企業とかに入らずに起業してチャレンジする。一方、日本は、あなたもご存じの通り、起業するという人はとても少ない。大学生はみんな同じスーツを着て、同じように就職活動をする。
んで、高学歴で優秀なやつほど、大企業に入るんだろうな、と思っていたら、西教授いわく、なんと最近では、高学歴で優秀なやつほど、”公務員”になりたがるんだそうだ・・・
考えてみて欲しい。
公務員は税金で給料をもらっている。要するに税金を使う人。一方、起業家は社会に価値を生み出し、税金を払う人。(最近では税金を払いたくないと言って国外逃亡するバカが増えているが・・・日本で育って日本の文化で日本の整備された環境で金を儲けて、税金払いたくないとは、、、何事だと。。。そんだけ金貯めて何に使うんだと。。。)
税金を払う人が減って、税金を使う人が増える。
これってヤバくね。。。という話。んでね。なんでこんな事になるのかなぁ~と思ったわけよ。もちろん日本は文化的に一人の成功者を称えるような文化ではないわ。逆に成功すると叩かれるみたいな文化があるわ。
でもねぇ。そんな事言ってもねぇ。今はインターネット使ったビジネスなんていくらでもできるから、それだったらほとんど資本金なんていらないし、、、スタートするための障壁ってのが昔よりずっと下がったと思うんだよね。(おれが起業したころは資本金1,000万円集めないと会社つくれなかったわけよ)
そんなとってもいい環境なのに、公務員になりたいなんて、お爺ちゃんの発想じゃねぇかと。。。
んで前にも言ったことがあるけど、一つ思うのは「起業したい」って考える人が少ないのは、やっぱり憧れるような人がいないからじゃないかと。要するにね。かっこ悪いからじゃないかと思うんだよね。
誰がって、われわれだよ。僕やあなた。現役の起業家の方々が、かっこ悪いからこんな事になるんじゃないのと。。。僕らが小さいことでウジウジしてたり、業績伸ばせなかったり、ちょっと収入が上がったからって現状維持に満足したり、、節税に必死こいたり、、、そんな事ばっかりして夢がないからじゃないのと。しかも起業家って言ったら何か金儲けの亡者みたいなんばっかが取り上げられるでしょ。そんなんもあるよね。
起業家には無限の価値創出できる可能性がある
起業家ってのは無限の価値を生み出す可能性を持っているわけじゃない。起業家ががんばって業績あげれば、青天井であがっていくわけでしょ。実現できるかどうかはともかく、そんな可能性は起業家誰もが持ってるわ。これ、公務員にはないよ。起業家だけだよ。青天井で無限の価値創出ができるのは。
じゃあ、その価値創出で、どんな事ができるのか?社会にどんなインパクトが与えることができるのか?一回、考えてみたらいいんじゃないかな?んで、つまんねー事をごちゃごちゃやってないで、カッコイイ起業家になったらいいんじゃないかな?
もちろんそのためには価値創出のための「能力」が必要になる。その一つがあなたが学んでいるマーケティング。もちろんマネジメントとかもそう。多くのテクニカル・スキルは価値創出のための”能力”になる。だから、夢ばっかりでかくて、それを実現するテクニカルスキルがないのは、ただの夢想家。
でも、僕らはそのテクニカルスキルをさんざん学んでいるよね、、、
じゃあ、それ使って何すんのと。何を生み出すのと。どんな価値を創造するのと。。。
こないだマービン・バウアーの伝記とか読んだけど、カッコ良すぎるで。。。渋沢栄一の本を読んだときも、シビれるくらいカッコイイ。。。
こんな風に「志」のある起業家(どっちも起業家なのかと言われれば微妙だが)にならないといけないよね。
おれもなれるようにがんばるから、
あなたもなろうよ。
ーおがわ
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