From:北岡秀紀
From:北岡秀紀
東京都内で、丸一日かけて起業に必要なスキルを学ぶというワークショップが開催されていました。稼ぐ男VS相変わらず稼げない男
ひとりは月商100万円を越えるビジネスを立ち上げていました。
もちろん立ち上がってたった3ヶ月ですから、ビジネスがこれからどうなるかはわかりません。
しかし、「頑張れば成功できる」という自信を持つことができました。
そして、今は副業ですが、半年後の独立に向けて着々と前進していました。
しかし、もう1人は・・・
2ヶ月前と状況は何も変わっていませんでした。
「オレは独立するんだっ!」と思い続けていますが、何も成果は出ていません。
補講で出会った他のできていない人と「いやァ、忙しくて」と傷のなめ合いをしています。
でも、心の底では成果を出した人がうらやましくて仕方がありません。
この2人の違いは何から生まれたのでしょうか?
持って生まれた知性や才能の違いではありません。理由はただひとつ、ワークショップで学んだことを実行したかどうかです。
だから、あなたも学んだことを実行しましょうね!
・・・ということを言いたいわけではありません。
実は、この話は私のクライアントの実際の話をアレンジしたもので私が伝えたいのはここからです。
このワークショップの補講では、他にも成果を出した人、逆に出せなかった人がいました。成果を出している人はやっぱりワークショップの内容を実践していますし、成果を出していない人は実践していませんでした。
お客さんは弱い(そして、あなたも)
では、なぜ一方は実践して、一方は実践しなかったのでしょうか?
実は、実践した(=成果を出した)人たちは、全員、ワークショップのバックエンドのフォローアップサービスを申し込んでいました。一方、実践しなかった(=成果を出さなかった)人たちは、全員、このフォローアップサービスを申し込んでいませんでした。
つまり、実践した人達は、バックエンドのフォローがあるから無理矢理でもやらざるを得ないように追いつめられたからこそ、行動しました。
でも、実践しなかった人たちは、その強制力がありません。
だから、行動せず、成果が出なかったのです。
人は本来、弱い生き物です。
易きに流れるのが普通です。
だから、無理矢理でも行動する仕組みを作りましょうね、というのは繰り返しお伝えしているところです。
あなたのお客さんも例外ではなく、意志が弱いのです。
2ヶ月、商品を続ければ欲しい結果が得られるのに、途中で他の商品に浮気してしまう・・・正しく商品を使ってくれれば成果が出るのに、面倒だからと自分なりに勝手にアレンジして使ってしまう・・・
それでお客さんが欲しい成果が得られないのは、商品ではなくお客さんのせい、と言ってしまえばそれまでですが。。。
売らなかった責任
フォローアップをしっかり売り込んでお客さんが手に入れてくれてさえいれば、お客さんは欲しい成果が出せたわけです。ならば、売り手が売らなかったという責任はないのでしょうか?
「売り込むとどんな風に思われるか」とお客さんの顔色を伺う人は少なくありません。
もちろんその場では、お客さんは「売られた・・・」と感じるかもしれません。
でも、ほんの数ヶ月後には成果を出して、喜んでくれているはずです。
売らないということは、あなたの小さなプライドによって、お客さんが成果を手に入れるチャンスを捨てさせてしまうことに他なりません。
(実際には、「売られた」ということすらも感じていないことが多いのですが。)
そして、不思議なことに、「ウチはいい商品を扱っている。使ってくれればわかる。」というように商品力を誇る人ほど、強く売ることができません。本当に成果が出るなら、その場で何と思われようと売らないと。
売込みだけがうまいダメ商品を扱っている競合が、お客さんを不幸にしたとしたら・・・それは競合だけでなく、あなたの責任でもあります。
短期的に嫌われることを恐れて、本当に大事なことが言えない。マーケティングにおいても、マネジメントにおいても、もっといえば人としても最悪です。
追伸1
冒頭のワークショップで成果を出した人たちは
「強く勧めてくれたからこそ、今の自分がある」
とめちゃくちゃ感謝してくれたそうです。
追伸2
実は、二冊目の著書が出ました。
「顧客志向」「夢は叶う」「ポジティブ思考」・・・短期的には気持ちいい「常識」をバッサリ切り捨て、厳しくて残酷だけれど成果をあげるうえで本当に重要なことを伝える私らしい内容です。
めちゃ面白くて、使えます。あなたの成果が一瞬で変わるはずです。
もちろんamazonでも買えますが、大手書店で買っていただけると幸いです。
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