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経営者のあなたがラクは誰のため?

2013.4.26 | ,
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From:北岡秀紀

FROM:北岡秀紀

私には、人からスゴイと言われる特技があります。
それは・・・
お店の店長が変わった事がわかる、というものです。

つまり、過去、何度か行った事がある店に店長が変わった後に行くと、「あれ、店長変わった?」とまず100%気付きます。

店長が変わると、どう店が変わるのか?と聞かれると具体的に「ここが変わった」と答えづらいのですが、何か雰囲気が違います。
もちろんトイレ掃除が全然されなくなるみたいな明らかな変化がある場合もあって、そういう場合は、私に限らず他の人も気付くはずです。
でも、私の場合は、目に見える変化がなくても、なぜだか気付いてしまいます。

昔とった杵柄とでも言うんでしょうか、働いていたフランチャイズの経営指導をしていた時の経験のおかげだと思います。

不思議なんですが、店長が変わったら、たった3日でお店が雰囲気が変わります。
そして1週間もあれば、それが売上に反映されます。

で、ここで何が言いたいのか?
それは、組織はトップによって変わる、というありきたりの結論です。

ン百人、ン千人規模の会社であっても、トップが変われば会社が変わります。
我々のような小さな会社であれば、もっともっとトップの影響を受けます。

だから、あなたも変わりましょう!

・・・なんて自己啓発の先生みたいなことは言いたいわけではありません。
人なんて、よほどでなければ変わりませんので。

そうではなくて「だから、お客を切りましょう」ということが言いたいのです。

私は常々お客を切ることを推奨しています。
・理不尽なクレームを言うお客
・価格外のサービスを求めるお客
・金を払ってるんだからという態度のお客
・過剰なまでに値切るお客
・価格しか見ないお客
・質問に正しい答えが返って来ないお客
などなど利益を下げる素養のある、長期的に付き合い出来ないようなお客さんは基準を決めて切るべきだ、って話ですね。

顧客至上主義のパラダイムから逃れられない人や目の前の売上を追いかける人は、この話に抵抗をしますが、多くの人はここまでは理解してくれます。

しかし、なかなか理解してもらうこと、納得してもらうことが困難な話があります。

キライなお客を切る

それは・・・
「社長がキライなお客さんを切る」ということです。

何となく生理的に合わないなという人というのが、あなたの周りにいると思います。
そういうお客も切りましょう、ということを私は推奨しています。

私の場合であれば、お客だけでなく一緒に付き合う人も
・タバコを吸う人
・箸の持ち方が下手な人
・店員にタメ口を使う人
・金ピカアクセサリーをつけてる人
みたいな人もバッサリ切ります。

仕事と関係ないと言われればそれまでですが、私が生理的にイヤですから仕方がありません。

冒頭の話に戻ると組織はトップによって変わります。
社長がイヤなお客と取引し、イヤな人と仕事をしていたとすれば、その雰囲気は会社にも伝播します。
スタッフもイヤなお客とイヤイヤ付き合うことになり、生産性も大きく下がることになります。

逆に、あなたが良い顧客とだけ気持ちよく取引するようにすると、スタッフも活き活きと働くようになります。

犠牲が必要?

何かを得るために何かを犠牲にしなければならない、ということがよく言われます。
私はそうは思いません。
もちろん一時的にそういう時期はあるかもしれませんが、ずっと何かを犠牲にして何かを得るというのはなくて、得る方がカンタンになるステージは必ずやってきますから。

ことビジネスに限って言っても、ある程度までいくと、こちらが動かなくても提携依頼はたくさんありますし、人に任せるだけのお金もできますから、時間を取ることもカンタンになります。
時間が取れれば、家族を大切にするのも、趣味をするのも、会社を大きくするのも、自在にできるようになることはわかりますよね。

百歩譲って、得るために犠牲が必要だとしても、イヤなお客と付き合うということは、何かを得るための犠牲にはなりえません。
実際、イヤなお客を切って儲けた人はいますが、付き合い続けて儲けた人はいませんから。

特に、日本人は意味のないドMのメンタリティが強いです。
そのメンタリティをやめるだけで、意外とビジネスがラクになることは少なくありません。

そしてそのラクとはあなただけでなく、あなたの会社のスタッフのためでもある、ということを、覚えておくといいでしょう。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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