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開放しろ

2013.4.10 | ,
  •  

From:1日3時間しか働かない資産家型経営者 鈴木しゅん

社長の皆さん、お元気ですか?

私は太り過ぎで、体は元気ではないですが、心と脳みそは健康です。

健体・健脳・健心のうちの2つを備えています。

健体はダイエットをして必ず手に入れます…。

と、私のことはさておき、皆さんは、自分らしく生きられていますか?

「自分らしさ」を人様に対して表現できていますか?

ファミコン世代の金太郎飴現象

自分らしさを素直に表現する…。

これがほとんどの人が出来ていません。

「恥ずかしい…」とか「社長らしくない…」とか「こんなこと言ったら嫌われてしまう…」などの

理由をつけて、多くの人が自分自身の本来の良さを隠してしまいます。

私は第二次ベビーブーマーと呼ばれる2番めの団塊の世代。

今、39歳の私はいわゆる「ファミコン世代」と言われる家庭用のTVゲームで育った最初の世代です。

この世代の特徴は、世襲制、マニュアル、テンプレートなどの言葉に代表されるように、オリジナリティのない世代といわれていますが、私自身の感想では、オリジナリティが無いのは、第一次ベビーブーマーと比べてのことで、第一次ベビーブーマーは本当にその辺りの個性が特出してあったということだと思います。

(今回の記事は独断と偏見で書いています。あくまでこの分析は私の感覚による分析です。)

第一次ベビーブーマーたち、つまり現在62歳以上の方たちは凄かった。

戦後の焼け野原で何もない時代から今の日本をつくっていったパワフルな人たち…。

戦争で一度ゼロの状態になっているので、ほとんどの人が初代経営者という凄い時代。

例えば、本田宗一郎などのような人は、浜松の町で育ち、有名でない頃に、自転車にエンジンを簡易に取り付けて自慢げに町を走り、周りから変わり者扱いされていたようです。でも当の本人は自分の好きなことをやっているので、周りから何を言われようと全く気にしない…。(この話は実際の浜松の友人の父親から聞きました。)

この人目をきにせずに他の人とは違う行動を、自らの好奇心やポリシーに従いながらし続ける。こういう行動がやがて偉業に結びつく…。

これに比べて、私の時代以降の若者に共通して見られる点は、常に人からよく思われようとして、世間一般で言われるところの立派な人間像に自らをあてはめようとする…。

極端に言えば、本当はもっと人それぞれの良さがあるのに、国語算数理科社会英語しかやらない…。

それで良い大学に入って、大企業の社員か国家公務員になって、普通の出世コースを目指そうとする…。

だから何の個性もない金太郎飴のような人間ばかりが作られる。

こんな普通の人間じゃ、誰も興味もわかないし、ハッキリ言うと、一般的な普通の人生では、あなたの人生をあなた自身が生きる意味が無い。

ファミリーコンピュータやプレステなどの初期のTVゲームには、特定の攻略パターンがありました。

その攻略パターンさえ知ってしまえば、あとはその通りにゲームをクリア出来てしまう…。

エンディングまでのシナリオも、ゲーム開発者が想定した範囲の中で、ゲームをやる人が動いていく仕組み。結局、決められた枠の中での行動しかできていない。しかもこちらからは何も世の中に対して発信するようなことも無し…。

一定の攻略パターンにあてはめられてしまうゲームを同じ世代のみんながやるものだから、みんな同じような思考でゲームをやることに慣らされてしまっている。

だからファミコン世代は、金太郎飴のように皆同じ思考回路でものを話す傾向が強い。

この時の経済背景も比較的まだまだ右肩上がりの日本経済だったので、他と同じものを作っていれば売れた時代。

だから右にならえの金太郎飴軍団でもある程度の成功はできた。

でも、この個性のないファミコン世代の人間は、やがて来るバブル崩壊後の不況下で対応しきれなくなる。

インターネットが流れを変えた

バブル崩壊後まもなくしてインターネットブームが到来。

人はブログや掲示板などで自由に他人と会話をし、自分自身を表現するようになる。

手紙のような文字だけではなく、画像や音声、さらには動画も使い、人は世の中に対して、自由に自分の考えを伝えられるようになっている。

テレビや雑誌に出られないような普通の人も、学生でさえも自分の考えを発信する場を持てるようになり、自分の考えをブログに書くことが当たり前の時代になった。

個人だけではなく、企業のサービスや商品もホームページを使ってそれぞれの考え方を見込客に対して伝えられるようになっている。

マスメディアを使って大企業だけがリーチ出来た一般消費者を今では中小企業がリーチ出来る時代になった。

開放しろ

まさにチャンス到来である。

でもこの見込客にリーチ出来るチャンスを棒に振ってしまっている企業が大半…。

個人のブログも企業の商品やサービスの提供サイトも普通でいることにフォーカスしてしまっていて、どこもエッジが効いていない…。

他でもあるような普通のサービスや人間が出てくることが大半で、ネットの世界で大半の人が上手くいっていない。

理由は簡単。

誰からもクレームの出ない標準的な表現しかしていないから。

個人でも会社でも付き合う人やお客様を自由に選べるのに世の中の全員に対して心地良い文言を並べてしまい、言いたいことを隠してしまう。

でも本当はもっと言いたいことがたくさんあるはず。

せっかく自分自身を自由に表現できるインターネットというツールが有るのだから、もっとあなたやあなたの会社を自由に表現したらどうでしょうか。

あなたの良さや悪さでさえも開放してしまうのが一番だと思います。

そんな開放したあなたが嫌だと思って、あなたの会社の商品やサービスを買わないような人は、どうせ実際に会った時に買ってくれるお客様ではないです。

あなたやあなたの会社の良さをもっともっと開放して、世間の人様を魅了して下さい。

良いところばかりを書いてはダメです。悪いところや時には反省すべき失敗談なども伝えるべきです。

あなたが変態ならそのことだってチャームポイントになることさえあるのです。

怖がらないで、「開放」してみてください。

本日はここまで。

-鈴木しゅん

追伸

昔、学生時代に古本屋さんで国語辞典を購入した。

古本屋さんで買った商品なので、中古の誰かが使った辞典。

時折、書き込みがあるのだが、その文字は女性っぽい文字…。

所有者は女性なのだろう。

でも、この辞典のエロワード全てに赤いボールペンで印がついていた…号泣!!

その印を見て、私もさらに興奮…号泣2!!!

私の青春時代だからWindows95も出ていない時代…。当時はポケベルもなく、人と連絡をとるときは、家の固定電話に電話をかける以外は出来なかった時代。

もちろんスマホも無いので、今ほど手軽にエッチな情報や映像が手に入らない時代の日本人はかなり変態な妄想モード。

辞典をエロ転用する技術は、何というか人類が編み出した知恵のひとつと言っても良いのではないでしょうか。

こういう時代は、好奇心が育ち、面白い人間が多く排出されると思う。

便利になればなるほど、手軽に何でも手に入れられてしまえばしまうほど人間の脳みそは育たず、退化する。

女性にモテない男性はおそらく変態度数は高い…。女性と接触できないから妄想が膨らみっぱなしで、エロをつかさどる脳の一部分が勝手に育ってしまう。

今の時代、「草食系男子」なんて言葉が流行っているが、そんな女性と関わりを積極的に持とうとしない男性たちの中には本当はもっと変態度数が高い人がいるはず。

そこをもっと引き出してあげるとその人の良さって見つかるかも…。

前回に続いて今回の追伸も何を言っているのだかわからんのだが、インスピレーションで思いついたことをそのまま書いてみました。

無理やり何かのヒントにするか、スッキリと忘れて下さい。

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