From:小川忠洋
From:小川忠洋
「もっと常識を守れ!」
「お前は常識がない」
「常識的に考えてそれは無理だ」
このような言葉は極めて常識的なマナーを守った大人から出てくる。
確かに常識を守っていれば、大きなトラブルに巻き込まれることもなければ、大きな苦難を味わうこともないだろう。
しかし、常識の裏側にもう一つの顔があったとしたらどうだろう?
これはある人が考えた事だ。
その人も常識を守らない人だった。
そして、そのツケとして、とても苦労する人生を送ることになった。
しかし、彼は常識の裏側のもう一つの顔を知っていた。
そして、それを受け入れることを拒否した。
彼が見た、常識の裏側の顔とは、
「怖れ」
である。
常識を守れば、大きな苦労を味わうこともないが、大きな達成感を味わうこともないだろう。
常識を守れば、他人と一緒の所にいることができるが、本当の自分自身が何なのかを忘れてしまうだろう。
常識を守れば、ビジネスで失敗することはないと思うだろうが、ビジネスで成功することもない。
常識の裏側の顔は成功や失敗への恐れなのかもしれない。
変化への恐れなのかもしれない。
彼は、この顔を見て「常識的に考えて、無理に決まってる」という言葉を拒否し、自分の考えに従った。
そして、1955年。カリフォルニアにテーマパークの常識を覆したディズニーランドを建設した。
ウォルトディズニーは常識の裏側の顔を見ていた。
あなたは常識の裏側に何が見えるだろうか?
-小川忠洋
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