From:小川忠洋
From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
いい忘れてたけど、今月は、家族でハワイ旅行に行ってきた。10日間の長期滞在だった。会社を作ってから、こんなにも長い間、会社から離れるのは初めてだった。だから、正直、不安でいっぱいだった。
しかし、ハワイ滞在中にメール見たり電話したりしても、何も意味がない。なので、滞在中はずっとなぁ~~~んにも見ない事にした。仕事人間の社長としては、非常にドキドキする経験であった。帰って来て、ドキドキしながらいろんな事をチェックすると、、、
売上は上がってる、商品改善もなされている、問題も起きてなく、、、普通に運営できてた。ってかおれが居る時よりもいいんじゃないか?と思うくらいうまく運営できてた。超ホッとした瞬間である。超ホッとすると同時に、いかにいい人材に恵まれているか?と言う事をあらためて思った。
人材についてブツブツ言う経営者は多い。僕もそうだった時期もある。しかし、ダイエーの再建で活躍された高塚猛さんとご飯を食べた時に聞いた話で考え方はまるで変わった。それは、
「今いる人達がベストメンバー」
それ以上のメンバーはない。そう考えて、企業は運営するのだと、、、高塚猛さんはネットやマスコミではごちゃごちゃ言われているが、とっても素晴らしい人で個人的には大尊敬している。
考えてみて欲しい。今いる人達がベストメンバーだとしたら、、、どうだろう?もっと成果を出すためには何が必要だろう?彼らの能力を使って、どうすればもっと成果が出せるだろうか?
人は期待されるとそれに応えようとして成長する。細かい話は忘れたが、こんな話がある。昔、出来のいい生徒と出来の悪い生徒にクラス分けされた2組のクラスがあった。しかし何かの手違いで先生のところには、出来のいい生徒の点数が、悪いクラスの担任へ、出来の悪い生徒の点数が、出来のいいクラスへ、間違って配布された。結果的に、出来のいい生徒を見てる先生は、生徒のことを「出来が悪い」と思い、出来の悪い生徒を見ている先生は、「この子たちは素晴らしい」と思って授業をすることになった。
結果、出来がいいはずの生徒は、成績が下がり、出来が悪いはずの生徒は成績が向上したと。。。
つまり、経営者であるあなたが自分の部下をどう捉えるか?で彼らのパフォーマンスも変わってくるのだ。そう考えると、「今いるメンバーがベスト」という考え、哲学は、メンバーの能力を最大限発揮することができる考え方かもしれない。
※個人的には、人材についてごちゃごちゃ言わなくなるので、その効果もとてもいい。全ては社長である自分の責任だ。誰かのせいにしてごちゃごちゃ言ってる時間は、完全な時間のムダ。飲み屋で愚痴ってるサラリーマンと同じレベルである。ベストメンバーなら言い訳はできない。全ては監督の責任だからだ。
ハワイに行った話をしようと思ったら、マネジメントの話になってしまったが、、、それくらい僕にとっては、自分が離れてもちゃんと会社が回っていると言うのは印象的な出来事だった。(はたから見たら当たり前のことだろうけど…)
起業家の人生として、自分の作った会社が、自分を離れていくような感覚は、、、なんとも感慨深いもので、、、少し寂しいものでもある。起業家はどこかの時点で起業家から経営者に生まれ変わらなければいけない。それができないのなら、誰かにバトンタッチをしなければ、それ以上はない。おれにそれができるだろうか…?
ー小川忠洋
(お客様の声) 宮里竹識さん
マネージャーとして日々部下の教育・育成を考えていましたが、どうしても会社と合わない人間に対してどう対応すべきか悩んでいました。 この本を読んで、経営者と労働者の根本的な違いについて改めて気づかされました。 この本の内容がすべてだとは思いませんが、社員満足度や社員との信頼関係といったことを重視している人にとっては新しい価値観を取り入れるチャンスだと思います。 |
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