From:北岡秀紀
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は基本的に働くのは午前中のみ。
午後は、トレーニングしたり、本を読んだり・・・『7つの習慣』で言うところの第二領域に時間をあてています。
また、先日、北海道に行ってきました。
思いっきり平日に、腹がはち切れるくらい、たくさん美味しい物を食べさせていただきました。
その道中にゴーカートの話で盛り上がり、「ゴーカートのチームを作ろう!」ということになり、来月から始動することになりました。
そんな風な話をすると、必ず「うらやましい」と言われます。
「じゃあ、やれば?」と言いますが、「私にはできない」という答えが返ってきます。
「なんで?」と聞くと、「北岡さんとはやっているビジネスが違うから」。
これってホントにそうなんでしょうか?
もともと私はコンサルタントとして起業しました。
コンサルタントの現実
コンサルタントというと、かっこいいスーツを着て、スマートなイメージがありますが・・・
それは大手の一流コンサルティングファームのコンサルタントだけ。
プレゼンして、それっぽい横文字並べて、めちゃくちゃ高い給料をもらって、みたいなのはごく一部。
(ちなみにこういうコンサルでも平均睡眠時間は3〜4時間らしいです。)
私なんかは、中小企業の経営者が相手。
「若いクセになにがわかる」みたいな扱いをされて、しかも単価も数万円〜10万円程度。
自分の時間を切り売りするビジネスですから、利益を上げたければ働くしかない。
勉強したり、遊んだりすれば、その分、収入は減るというジレンマに陥ります。
典型的な労働集約型ビジネスです。
確かにサラリーマンのときより収入は増えたけど、使えないから意味がない、みたいなスパイラルでした。
でも、それがイヤだと思い、この現状を変えるために
・セールスをしない
・お客さんのところに行くのではなく来てもらう
・単価をあげる
・コンサルティングの1回あたりの時間を短くする
・一部のコンサルティングをアルバイトでも実施できるようにする
など、一般的なコンサルタントとは、全く違うビジネスモデルに転向しました。
印刷屋さんの実例・・・
その結果、冒頭のような生活を実現することができるようになりました。
もしあなたがそのような生活に憧れるなら・・・
「自分のビジネスではできない」というのではなく、「どうやれば自分のビジネスでこの生活が実現できるのか?」と考えるのです。
例えば、ある印刷屋さん。
スタッフには全員辞めてもらい、機械も全部売ってしまいました。
そして、事務所も閉じて、自宅の一室に移転しました。
さらに、顧客を「ある確実にリピートできる業種」に特化し、毎月●●円を自動引落しするビジネスモデルに変えました。
その結果、見込み客のところに日参して、見込み客が欲しそうなものを提案するみたいな御用聞きの時間がなくなりました。
お客さんからの発注を待ち、それを右から左へ別の業者に発注し、正しく納品されるかだけチェックすれば良くなりました。
売上は3分の1に減りましたが、利益は2倍に増えました。
社長の働く時間は3分の1になりました。
つまり、生産性は6倍になったのです。
印刷屋さんも完全な労働集約型ビジネス。
動いてナンボの世界です。
しかし、それをやめたいと決意し、そのためにビジネスモデルを変えたのです。
どうやればできる?
言い古された言葉ですが、「できる、できない。」ではなく「どうやったらできるか?」と考えることです。
もし今、しんどい思いをしているなら十分に資格があります。
なぜなら、いきなり楽にというのは、ほとんどの場合ムリだからです。
一度、苦労しているからこそ、新しい知恵が生まれます。
私の経験上、どんな業種、業態、ビジネスであっても、働く時間を減らして売上/利益を伸ばす方法はあります。
それをやるという決断ができるか、実際にやり遂げられるかは、また別問題ですが。。。
あなたは、もっと収入が欲しい、もっと時間が欲しい、もっと・・・と思って起業したはずです。
なら、「どうやればできるか?」改めて考えてみませんか?
ー 北岡秀紀
追伸1
ちなみに、私は、いつも昼までしか働いていないわけではありません。
18時間働くときもありますし、会社に泊まり込むこともあります。
大切なのは「働く」とか「遊ぶ」とか「勉強する」とか、それらを選択できることだと思います。
お金がないから働かざるを得ないみたいな「〜しなければならない」ということが問題だということです。
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします