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日本人と米国人

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

今日の話は「答え」はない。「質問」があるだけだ。しかしこれは、考えてみる価値のある質問だと思う…

数週間前、ロイスと電話で話していた時のこと。驚いた話があった。というのも時間の使い方の話なんだが、僕が不思議に思って彼に質問をしてみたのだ…

「いったい何時間働いているのか?」

ロイス・クルーガーは年商700億円の企業(フランクリン・コヴィー)をコヴィー博士と共同で創業した人。フランクリン・コヴィー社は今では世界100カ国ちかくに支店を広げている。(ロイスはその国際部門を担当していた)こんな、とてつもない実績を作った彼は、いったい、現役バリバリの頃は1日南時間働いていたんだろう…と純粋に疑問に思ったのだ。

正直、朝7時から夜の11時くらいまで働きっぱなしだったよ…みたいな話になるのかと思ったら、予想は見事に裏切られ、、、

「毎日、午後6時頃には会社を出ていた…」

との事だった。正直、毎日6時に退社するなんて、僕ら日本人にとっては考えにくい状況だ。しかし、ロイス曰く、米国人にとって、それは、普通のことだという。さらに追撃が加わって、、、

それでも日本人は生産性において米国に劣っている…

 米国は世界で9位くらい。しかし日本は世界で24位だと。おかしい。めちゃめちゃ働き者である日本人がなぜ、生産性において、こんなにも低いのか?

背景は文化にあるのではないか…

というような話になった。日本人はNOと言えない性格である。だから、頼まれた仕事を断ることができない。(一方、米国人はNOと言える性格だ)そうすると、たくさんの仕事を抱えることになる。さらには、責任感も強いので、たくさんの仕事、全てでハイクオリティを目指そうとする。

ロイスは言った。
『あらゆる事をハイクオリティにするのは不可能だ。2,3個の事だけをハイクオリティにしなければいけない』

思うに、僕らはあらゆる事を高いレベルでやろうとしすぎている気がする。あらゆる仕事を、あらゆるタスクを、あらゆる成果物を高いレベルにしたいという強い気持ちがある…しかし、それは地平線を追いかけて走るようなもので絶対に到達しない不可能な領域なのかもしれない。

だとすれば、ハイクオリティにするべき、2,3個の事とはなんだろうか?

あなたにとって、譲れない仕事はなんだろうか?ハイクオリティにするべき2、3の領域はどこだろうか?あなたの会社の強みはどこだろうか?あなた個人の伸ばすべき強みはどこだろうか?

そしてどうすれば、毎日6時に帰って(笑)偉大な業績を上げることができるだろうか?

考えてみる価値はある。

小川忠洋

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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