From:小川忠洋
From:小川忠洋 ダイレクト出版
大阪の自宅より、、、
大富豪の仕事術と言う本がダイレクト出版から出版された。
あなたはもう読んだかな?この本の著者はマイケル・マスターソンと言って僕がとっても尊敬するマーケッターの一人。最近はダン・ケネディといろいろ絡んでたが実質もう引退しちゃった人。
ダイレクト出版は彼の作った会社のビジネスモデルを参考に(ってか、真似して)作られた。なので、とっても尊敬しているのである。
そんな彼の2作目がこれ「大富豪の仕事術」僕はこの本、英語の原文で3回くらい読んだかな。最高に気に入ってる本である。というのも、気にならないか?
「ビジネスを大成功させた人は、
どんな1日を送っているのか?」
それが詳細に書かれていたのがこの本。彼の作ったビジネスモデルを真似るくらいだから、時間の使い方も真似ればもっと成果が上がるだろう・・・と思ったわけ。
ジャーナルの効果
1つシェアすると、この本の中で言ってる事で「日記」をつけなさい。というところがある。成功している人の多くは日記をつけていると。。。
この「日記」という言葉はちょっとわかりづらいかな?と思ったので説明しておこう。元々、日記の元の英語は「journal」ジャーナルである。
ジャーナルとは「ウォール・ストリート・ジャーナル」やら、「ジャーナリズム」という言葉で使われているように日記とはちょっと違う。どちらかと言えば、「手記」というのに近いのかな?
よくわからないのでジャーナルという言葉を使う。
ジャーナルでは何を書くかというと、日記のように今日その日にあったことを書くのではない。ジャーナルとは「自省」や「問題分析」のために使うもの。
つまり、今、自分(or仕事orプロジェクトor会社)ではどんな問題を抱えていて、それは何が原因なんだろうか?どうすれば解決できるんだろうか?
こういう事を頭の中でぼやっと考えているだけでなく、手記に書き落とすことで思考が整理されるし、問題も客観視することができる。特に、感情がからむ問題などには、感情を抑えて冷静に判断することができるようになる。
起業家・経営者の仕事
特にわれわれのような経営者、起業家にとっては、「考える」ことや「問題分析」することは、メインの仕事なのである。社長の仕事は問題解決だと言うかもしれないが、それでは足りない。社長の仕事は問題”検索”でもある。「問題」を探して、見つける方がもっと重要でもっと難しい仕事なのだ。
問題ってのはハッキリと見つかれば、それを解決するのは簡単だ。難しいのは、問題そのものが何だか分からないような状態である。売上が下がってきているのは、何が問題だか分からない・・・というような状態は辛い。。。胃が痛くなるほど辛い。
ところが、売上が下がってきているのは、どうも「オファー」に問題があるようだ。と分かってしまえば、後はオファーを改善すればいいだけで、簡単である。
だから、ジャーナルのような手記を書いて、自分にまだ見えてないビジネス上の問題に気づいたり、、、なかなか気づく事ができない自分自身の問題に気づいたりするのは、非常に価値のあることなのである。
つまり、ジャーナルでやることは、基本的には、「自省」であったり、「自己観察」であったりする。
「自省」
とは、自らを省みると書いて自省と読む。つまり、自己を反省するということ。これは非常に重要なことだ。僕は読んだ事はないが、昔々のその昔にローマの5大賢帝と呼ばれたマルクス・アウレリウスが自省録ってのを出版していた。これは、マルクス・アウレリウスが自分自身に向けて書いた文章をまとめたものだと言われている。
つまり、こんな偉人を偉人にしたのが、自省という行為なんじゃないだろうか。自省を続けることによって、人は内面に磨きをかけ続けることができる。
ちなみに以前、ロイス・クルーガーと話していた時にも、「最も重要なのは自己認識を高めること」だと言っていた。self-awarenessだと。自己認識ってのは、自分を客観視して、自分自身をより知ることじゃないだろうか。
自省する。
ちなみに毎週、自省するために、僕がやっている事は、
Q.先週良かったことは何か?
Q.今週改善すべきことはなにか?
この質問を毎週、毎週、自分自身になげかけて考えることである。
Q.ベストを尽くせたか?
Q.どうすればベストを尽くせたか?
という質問もいい。いや、どんな質問でもいいかもしれない。自分を観察して、自分の問題を発見して、そんな事ができるのであれば、どんな質問でもいいのかもしれない。
自分自身の事を毎週、自省する。
事業・ビジネスの事を毎週、自省する。
これが習慣となれば、きっとあなたの人生はいい方向に向かうはずだ。考えること。自省すること。というのは世の中で最も大変な仕事かもしれない。が、それをやるからこそ、あなたの価値は高く、あなたの報酬は高いのだ。
ー小川忠洋
ダイレクト出版
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