From:寺本隆裕
大阪のスタバより、、、
コンピュータ・プログラミングの世界に、「マシン語」という言語があります。
そしてこのマシン語には、とても面白いコマンドがあります。
それが、「null(ヌル)」というコマンド。
コマンドというのはその名の通り命令のことで、
この数字とこの数字を足せ。この数字からこの数字を引け。
といったような指示をコンピュータに与えるもの。
足し算の指示を与えれば、コンピュータは足し算の結果を返し、
引き算の指示を与えれば、コンピュータは引き算の結果を返す。
というものです。
そしてこのnullコマンドは、コンピュータに、「何もするな」という指示を与えるものです。
当然、「足し算」や「引き算」のコマンドを実行するためには、コンピュータはコマンドを受け取ってから結果を返すまでに時間を必要とします。
しかし面白いことに、この「null」というコマンド。
「何もするな」という指示であるにもかかわらず、足し算や引き算と同じように、実行させると完了までに時間を必要とするのです。
つまりnullコマンドとは、
「何もしない」という意味ではなく、「何もしないということを実行する」
という意味だったのです。
そのため、nullコマンドだけを連続で何回も実行させたとしても、ほかのコマンドと同じように、コンピュータは電力を消費し、時間も消費します。
ほかの、足し算や引き算などのコマンドと同じように…
これはビジネスの世界にも全く同じことがあるんじゃないでしょうか?
例えば
「うーーん、どうしよっかなー」「このアイディアやりたいけど、でも○○がなー」
などと悩んで色々と考えてはいるけど、いつまでたってもアウトプットの出ない、実行されないアイディア。
これらはまさに、nullコマンドを実行している、つまり、「何もしないことを実行している」状態です。
この場合、考えることにエネルギーを使う(電力を消費する)だけで、結局時間だけが無駄に過ぎ去ってしまいます。
(ものによっては何日も、何ヶ月も、時には何年も、、、)
ダン・ケネディは、
『決断の数が多ければ多いほど、人は生産的になる。』
と言いました。
例えば、
「「この商品、説明会を開催して販売したらどうだろうか?」」
というアイディアが出た場合。
うーん、でもどんな内容にしようかな、、、どうやって集客しようかな、、、とはいえ忙しいしな、、、やったところで売れないかもしれないしな、、、
などと、ウダウダ考えるのではなく、
まず、「やる」ということを決断して、日付を決めてしまうわけです。
つまり、
(概要を考えて、大枠よさそうなら…)
↓
よし!説明会を開催しよう!(決断)
↓
説明会は*月*日、場所は**。時間は***。
人数は***人くらい集めよう!(決断)
↓
そこから急いで開催準備。
・説明会の内容(決断)
・集客用のコピー(決断)
・etc(増える作業は気合で乗り切る!)
といったような手順です。
これがもし、「準備万端」になってから「行動」しようと思っても、それまでにはものすごい時間もかかります。
そもそも日々の業務に忙殺されてしまい、この「新しい」企画を実行する作業は後回しになってしまいます。
そして実際のところ、「準備万端」なんて状態は永遠に来ません。
やろうかやるまいか?やめようか続けようか?
「迷ったら、決断せよ!」
それがあなたの生産性を高めるのです。
『決断の数が多ければ多いほど、人は生産的になる。』
fasdf
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