From:北岡秀紀
FROM:北岡秀紀
2007年10月・・・ 同じ日に同じ会社を辞めた2人の営業マンがいました。 二人とも勤続は2年以下。 営業成績も悪くはありませんでしたが、取り立てて良いというほどではありませんでした。
その2人が会社を辞めた理由はただひとつ。 ずっと夢だった起業をしたかったからです。
そして、彼らは実際に会社を設立しました。 今までの経験を活かしたビジネスでした。
それから5年後のこと・・・
2人は、共通の友人の結婚式で再会することになりました。 2人とも会社は倒産することなく存続していました。 売上も約3億円。 とても似た者同士のように見えました。
しかし、詳しく彼らを見ると・・・
大きな違いがありました
一人の会社は、 来年も十分に成長余地がある。 利益が上がっている。 楽しく仕事していて、家族との時間もたっぷり取っている。
もう一人は、 売上が頭打ちで上がる余地が少ない。 なぜだかお金が手元に残らない。 毎日毎日、仕事に追われ、休みがない。
前者の社長を「イケてる社長」、後者を「イケてない社長」としましょう。 この似た者同士の経営者二人の明暗を分けたものは、何なのでしょうか?
何がこの違いをもたらしたのか?
それはたったひとつ。 「得意な仕事」「社長がやるべき仕事」に集中できているかどうかです。
イケてる社長は、売れる仕組みをつくったり、長期的に発展するための戦略を練ったり、雑務を全くしないでいいような状態になっています。
一方でイケてない社長は、目の前の売上を上げることはできますが、長期的にあげ続けるための手を打てていません。 毎日毎日、なぜだか新しい仕事が振ってきて、それを全部処理するのが精一杯。 「これ、社長のしごとか?」と思いながらも、誰かがやらないといけないから、仕方なく社長である自分が取り組みます。
おかげで毎日帰りは、夜中。 家族が寝静まった頃に、家族を起こさないように静かに玄関の扉を開けます。
あなたはどちらを目指しますか?
この話は全くの実話ではありません。 といって、完全なフィクションでもありません。
私の複数のクライアントを組み合わせて、物語調にしただけです。
本当に同じような業歴、同じような規模、同じような業種であっても、イケてる社長とイケてない社長がハッキリとわかれます。 不思議なくらい、クッキリとです。
あなたは「得意な仕事」「社長がやるべき仕事」だけに集中できているでしょうか? もし出来ていないとすれば、 「これ以上、売上をアップするのは大変そう」 「売上はそこそこあるのに利益が少ない」 「毎日忙しい」 「どうでもいいお客さんに振り回される」 と悩んでいるのではないでしょうか?
ウチは特別?
こんな話をすると、 「イヤイヤ、うちは社長である自分があらゆる仕事をこなす以外の選択肢はないから」 という方がいます。 理由は、人がいないことであったり、営業力が必要であったり、社長の人脈で売っていたり、色々ですが。
しかし、一般に労働集約型で【労働時間=所得】と思われているような中小企業相手のコンサルタントであっても、午前中しか働かないで年間3億円稼ぐ人もいれば、毎日朝6時起き翌日1時就寝で働き詰めで1500万円がやっとという人がいます。
つまり、業界がどうのこうの、人材がどうのこうの、ではなく、 「得意な仕事」「社長がやるべき仕事」だけに取り組むという意識 だけの差に過ぎないということです。
というわけで、新企画のお知らせ
これまで毎回毎回単発で、売上アップのノウハウやヒントをお伝えしてきました。 それはそれで、「あ、そういえば、こういうことも大事だな」と勉強したことを思い出すフックとして有用です。
一方で、単発なので深堀しづらいという欠点もありました。 そこで、今回から、ちょっと趣向を変えて、シリーズ形式でお伝えしていきたいと思います。
第一回目のシリーズとして、 社長が「得意な仕事」「社長がやるべき仕事」だけに取り組む方法 についてお伝えしていきたいと思います。
このシリーズを学び、実行していただくと・・・ ・働く時間を減らしつつ、売上(利益)をアップすることができる ・高粗利体質になることができる ・後回しになっていた長期的に成長し続けるために必要な打ち手がうてるようになる ・やりたくてもやれなかったことができるようになる などなどの成果を得ていただけるはずです。
もっと言えば、「今のビジネス上の悩み」は全て解消されます。 なぜならあなたのビジネス上の悩みは全て「本当にやるべきことがやれてない」というところに起因するからです。
次回までの宿題
というわけで、次回までの宿題です。
・あなたが集中したい「得意な仕事」
・あなたが「社長としてやるべき仕事」 それは何でしょうか?
ぜひ考えてみてください。
差し支えなければ、答えを下記のコメントに入れてください。 コメントに応じて、次回以降の内容も変えていこうと思います。
ぜひ、お楽しみに。
ー 北岡秀紀
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