From:小川忠洋
大阪行の新幹線より、、、
今日のメルマガは短い。短いが、全ての起業家にとって非常に重要な内容である。起業する前の人も、すでに会社を経営している社長も、あなたがどちらであっても、一度は立ち止まって、この事を考えて欲しい。
この事を考えて、ビジネスを進めるのと、この事を考えずにビジネスを進めるのでは、”儲け”には大きな差はでないかもしれない。しかし、自分自身の充実感、ストレス、幸せを感じる度合いには大きな差が出るだろう。
実際、この事を考えずにビジネスをやっていると、後々、大きな進路変更をすることになる。今までやってきた事を水の泡にしても、進路変更をしたくなる。僕自身もこの事をあまり考えずにビジネスをスタートして、全てをムダにした経験がある。例えビジネスで成功したとしても、どこかで、自分の人生に不満を感じるようになる。
あなたの周りにも、突然、成功している事業を投げ出して、全く違う事をやりはじめる人がいないだろうか?あるいは、そういう人を見たことがないだろうか?成功してるのに何故・・・恐らくこれが問題である。
誰と結婚するか?
人生において、最も重要な決断は自分のパートナーを選ぶこと。自分のパートナーがとんでもない性格の人だったら、結婚生活は破綻してしまうだろう。生活のほとんどの時間は、自分のパートナーと一緒にいるわけだから、相手を間違うと生活は地獄だ。
だから、仕事に夢中になって仕事に時間を費やすようになるか、何か別の事に現実逃避するか、、、そうなっていくんじゃないか。自分に合わない相手、自分が嫌いな相手と結婚してしまったら、何年間もの時間と、膨大なお金をムダにすることになり、仕事でどんなに成功してたとしても、あなたの人生は最低になる。分かるよね?
ビジネスでは?
嫌いな人間と結婚して人生を台なしにするバカはいないよ。。。あなたはそう思うかもしれない。こと結婚にかんしては当然だろう。相手を愛しているから結婚するんだから。。。しかし、、
しかしビジネスにおいてはどうだろうか?ビジネスにおいて、最も重要な決断は、人生と同じく、、、自分のパートナーを選ぶこと。つまり結婚相手を選ぶこと。結婚相手とは誰か?
あなたが結婚するのはビジネスパートナーではない。あなたが本当に結婚するのは、顧客である。顧客こそがあなたのビジネス上の結婚相手である。何故なら、あなたが年がら年中、考えなければいけない人、、、ずっーーっとケアし続けなければいけない人は、パートナーではなく、顧客だからだ。
そして、誰と結婚するか、つまり、誰を顧客にするか?はあなたのビジネスライフで最も重要な質問だ。先ほど、嫌いな人と結婚するバカはいない・・・と言ったが、ビジネスではどうだろう?
嫌いな人を顧客にしていないだろうか?そう言い切れるだろうか?本当の結婚では、相手を愛してなければ結婚しないが、ビジネスだったら、儲かるから、、、とかいう理由で結婚することもある。目の前にいたから、なんて理由でもある。
ビジネスで成果を上げるためには、それこそ四六時中、寝ても冷めても顧客の事を考え続けなければいけない。顧客の不満、顧客の欲求、顧客のわがままを聞き続けなければいけない。
もし、それが自分の嫌いな相手だったらどうなるだろうか?自分の頭の中に常に浮かんでいるのは、嫌いな人の事ばかり、、、こんな事にならないだろうか。
間違った人と結婚したら家に帰るのがイヤになるが、間違った人を顧客にしたら、会社に行くのがイヤになるだろう。例え、それが自分で作った会社であったとしても・・・
儲かったけど、自分をダメにした経験、、、
僕は昔、嫌いな顧客を相手にしたことがある。利益が上がるという理由で商品を売っていたが、相手を尊敬もできなければ好きでもなかった。儲けは少し出た。僕の収入は上がった。が、ストレスがひどかった。毎朝、起きるのがイヤだった。毎朝、会社に行くのが辛かった。
そういったストレスが強くなると、何故か、病気にもなりやすくなる。僕の場合、風邪をひきやすくなった。そんな状況の時に、風邪をひくとどうなると思う?心の中でラッキーって思うんだ。「今日は会社行かなくてすむ」って。会社に行かない正当な理由ができたって思った。
お金は多少あってもこれは地獄である。僕はその時、自分の人生を、貴重な時間をムダに浪費している事に気がついた。
顧客を選ぶという考えはその時の僕にはなかった。そんな経験から、今の事業を始める時には、「顧客を好きになれるか?」という事を考えて始めた。だから、今の事業は顧客が好きなので、どんな時も楽しい。
セミナーの時に「アップセルないんですか、楽しみにしてたのに・・・」なんていうお客がいたときには、投げキッスをして「今日はこれくらいで我慢して♡」なんてラブコールを返したくなる。
ま、冗談はさておき、今日は真面目な話だった。
なので、あなたも是非考えてみて欲しい。自分の顧客を好きになれるか?その顧客を相手に商売して本当にいいのか?結婚は簡単だが、離婚は難しい。今の顧客を相手にしているのは、儲かるからなのか、好きだからなのか?
相手の人生を向上させたいと思っているのか、金が欲しいのか。
「顧客を好きになれるか?」これは、全ての起業家、社長にとって、人生で最も重要な質問ではないだろうか。
ー小川忠洋
PS:短くしようとしたけど、短くなかったね。。。
PPS:フェイスブックページができた。ノーコンテンツ。ノーベネフィット。1ヒゲおやじ。ファン10人。あなたも11人目に、、、小川忠洋
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