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あんたの事、誰も知らんよ・・・

2015.8.11 | ,
  •  

From:中谷佳正

先日、エラい勘違いした大阪の経営者と話しする機会があった・・彼曰く、

もう25年会社もやってるし、この商品はもう7・8年取り扱ってるからな〜毎日、営業マンが10人ほど電話掛けまくってるし、、もう関西の人やったら誰でも知ってる商品やねん〜

と言っていた(笑)

最も大きな可能性のある市場とは?

あなたの商品をまだ買ってくれていない人達が大勢いて、その人達が買ってくれる人達が大勢いる市場があれば話が早い、、、いや。中谷君、そんなん当たり前やろ・・・ですね。

そんな市場があるの?それは…

『非顧客の群れ』

です。

非顧客という言葉はマネジメントの父とも言われるドラッカーが、ノンカスタマーという言い方で使っていますが、顧客の群れというのは、ダン・ケネディがあなたのマーケット、いわゆる市場のことを表すのに使っている言葉です。

個人的に群れという表現に多少違和感がありますが、分かりやすいので使わせて頂きますね!

あなたの顧客の群れよりも圧倒的に多いのは?

非顧客の群れというのがあなたの顧客の群れよりも圧倒的に多いのはお分かりいただけますかね?あなたが超巨大企業を経営していて、全世界人口の約半分である35億人以上を顧客にしていない限りは、必ず当てはまるはずです(笑)

つまり、あなたが売上を上げるのに手っ取り早い方法の1つは、非顧客の群れを見つけ出すことにあります、、、

非顧客の群れは簡単に見つかる

非顧客の群れを見つける方法というのは、いくつかあります。もちろんあなたがどんなビジネスをしているのかにもよるので、必ず当てはまるとは限りません。

ただ、あなたが自分の顧客の群れにどうやってアクセスすれば良いのかが本質的に理解できていれば、非顧客の群れにアクセスする方法もわかるはずです。

例えばあなたが飲食店を経営していたとします。顧客の流入はオシャレな街の人通りの多い通りから、ダイレクトに行われているとしましょう。

要は顧客の群れは「オシャレな街の人通りの多い通り」にいたわけです。それなら非顧客の群れもまた「別のオシャレな街の人通りの多い通り」にいるのではないでしょうか?

この場合は、別のオシャレな街を探して、人通りの多い通りに多店舗展開をすることで、あなたの商品の売上は上がるはずですね。スターバックスはこのやり方ズバリですし、コンビニや牛丼屋も人通りの多い通りに他店舗展開するという意味では、ほとんど同じやり方だと思います。

多店舗展開は少し手が出せない?

これを広告媒体のイメージでお話しすると、

「食べログ」を見てやってくる顧客の群れが多い場合はどうでしょうか。その場合はインターネットのグルメサイトを見てやってくる人達が多いということですね?

なので、非顧客の群れは「別のグルメサイト」に居る可能性が高いのだと思います。

それなら「ホットペッパーグルメ」や「ぐるなび」のような超有名サイトをはじめとする「別のグルメサイト」を活用することで、あなたの商品の売上は上がるはずです。

他にも「ポスティングチラシ」を見てやってくる顧客の群れが多いのだとしたら?ポスティングチラシではなく、「折り込みチラシ」を採用してみることで非顧客の群れを見つけることができると思います。

実はあまり知られていない

これはとてもシンプルな考え方なのですが、あなたの商品はあなたが思っている以上に市場に知られていないということです。

試しに最もテレビCMされている産業の1つでもある車会社が販売している車種の名前を挙げてみてください。あれだけCMされているにも関わらず、ほとんど名前が出てこないのではないでしょうか?

もちろん興味がない人が多いから覚えていないというのもあるかもしれませんが、あれだけお金をかけてCMをしているような企業ですら、自分達の商品の存在を顧客に伝えるのが難しいという事です、、、

つまり、売上が上がらない最も大きな理由は、あなたの商品を知ってもらうことができていない非顧客の群れの方が、圧倒的に多いということです。

とにかく群れを探す

群れという言葉は「ある一定の偏りのある一群」を指していると考えています。だから、まずはあなたの顧客の群れにある「一定の偏り」を探すのがポイントです。

顧客をリサーチするというのは、この「一定の偏り」が何なのかを見極めるということでもあります。ダン・ケネディも何度も言っていると思います。とにかく顧客の群れにある、共通点を探すようにということ、、、

さらに非顧客を探す場合は「一群」であることが重要です。例えば、あなたの顧客の群れに30代の未婚男性がたくさんいれば、一定の偏りは30代の未婚男性という条件です。

その情報をもとに非顧客を探すわけですが、一人や二人しか見つけられないなら一群ではありません。だから必ず30代の未婚男性がたくさん集まっている「ところ」を探してください。

そして、非顧客の群れというのは、今のあなたの顧客の群れとほんの少しだけ違うところにも居るということが分かればとても探しやすいと思います。

場所ならほんの少し違う場所、雑誌ならほんの少し違う雑誌、インターネットならほんの少し違うサイトにも、非顧客の群れはまだまだ存在していると思います。。。

あなたの非顧客の群れは、ものすごい人数です。あなたの商品をまだ知らない、ものすごく大きな市場があることがイメージできたらワクワクしてきますよね!

その人達にあなたの商品を知ってもらうことができたら、それだけで売上は必ず上がりますよね?

ケネディは、セミナー好きの群れを探すのに他の有名なマーケティングセミナーに参加している人の車のワイパーに、自分のセミナーのチラシを挟んで集客していたらしいです(笑)

素晴らしいアイディアですよね?

あなたの顧客の群れに似た、非顧客の群れを見つける方法は何ですか?

中谷佳正

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中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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