From:ダン・ケネディ
From:ダン・ケネディ
前回は、大好きなトピック「あなたのお金はどこからやってくるのか」について考えました。
今回はとても重要なトピックに触れてみます。そのトピックとは「顧客が今週、話題にするのは“誰”で“何”について?」です。
何年か前、『マインド・キャプチャー(心を掴む)』という強力なタイトルの実用書を出版した
トニー・ルブレスキー氏と対談を行いました。
米国ケーブルテレビのHBO放送では、次のようなCMが流れていたことがあります。
休み明けの月曜日に、職場で社員が日曜の夜に見たHBO放送の番組について井戸端会議をしているという内容のCMです。
また、マイクロソフトと放送ネットワークNBCが共同で設立したニュース専門放送局MSNBCでは、キース・オルバーマンのカウントダウン・ニュースショーが人気ですが、あなたがニュース番組を見て翌日話題にするとしたら、どんなニュースを話題にしますか?
マーケティングやダイレクトマーケティングに携わるビジネスマンが関心を持つサイト、セミナー、集会では、私の話題が全く出ないということはほとんどないと思います。
これは偶然ではありません。
そこで、あなたに質問します。
「今週、あなたの顧客や見込み客やマーケットは、“誰”について、そして“何”について話題にするでしょうか。」
話題の的があなたであって欲しいと私は思っています。
なぜなら、注目を集めた人に敵う者は誰もいないからです。
先日、あるインフォ・マーケッターが、セミナーの広告期間を長くするという私の助言には賛成できないと口にしていました。
彼は、自分のセミナーのチケットがずっと前に売り切れたので、そのためにセミナーの宣伝を止めていました。
ずっと前にチケットを売り切ったのは良いことです。
しかし、彼が継続して宣伝活動をしなかったこと、それは問題だと私は思っています。
意識を一番支配するものが「ボール」だとしたら、そのボールから視線をそらした人はきっと試合で負けるでしょう。
まさに「去る者は日々に疎し」です。
そして、これには頻度も関わってきます。
顧客の心を掴むためには、コミュニケーションを頻繁にとることが、とても、とても大切なのです。
こんな場合は、企業名を印刷したペンやポスター、マウスパッドなどの販促物を使ってみてはいかがでしょうか(首が上下に揺れる人形などでも良いでしょう)。
こうした販促物は顧客の注意を掴むのにとても有効です。顧客向けのニュースレターも一つの選択肢ですよ。
明日の話題を予想する習慣を身につけませんか?
次回をお楽しみに。
−ダン・ケネディ
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