From:ダン・ケネディ
From:ダン・ケネディ
今回は、目的について話しましょう。
私の著書『億万長者の不況に強いビジネス戦略』に次のような一節があります。
多くの経営者たちが「客を集める目的は、物を売るためだ」と考える一方で、私のクライアントや私は反対に「顧客を獲得するために、物を売る」と考えます。この目的という言葉はとても大切な言葉です。
目的を設定せずに何かに取り組んでいる起業家たちは大勢います。ダイレクトマーケティングやセールスだけに限らず、ビジネスやビジネスライフにおいてもです。
私たちは常に、今自分は「何のため」に「何をしているのか」を、いつも自身に問いかけなければなりません。肝心のゴールと目的は、一致していますか?
成功すればするほど、賢くなればなるほど、多くのことを知れば知るほど、ビジネスでもそれ以外でもチャンスに恵まれるようになるでしょう。
最近のVIPミーティングで、参加者たちは、自分のビジネスに加えることができるような、素晴らしく有益なアイデアを数多く手に入れました。しかし、誰もそれらすべてに均等に力を注ぐことはできませんでした。何をすべきでなく、何を今すべきかを決めることは必須のスキルです。
最近、私は自分に喝をいれてます。「もっと自分の生活をシンプルにするんだ!」「余計なことに振り回されないようにするんだ!」と。
こんなことを言った人がいます。「私たちは敵に出会っている。その敵とは私たち自身なのだ」と。
自分自身をコントロールすることは大変な仕事です。そのコツは、目的を忘れないことです。行動が目的に沿っているかを知るために、自分自身のリトマス試験紙(判断基準)を持つことが大切です。
そうすれば、それが
・やるべきこと
・後でやるべきこと
・もしかしたらやること
・決してやらないこと
のどれに属するのかを判断するのに役立つからです。
私の本に話に戻すと、そこには目的を達成するための高いレベルのビジネス知識があります。ただ集客するのではなく、戦略的な目的をもって集客するのです。つまり、あなたにとってベストな客だけを集めるのです。本当にあなたが欲する客たちだけを、あなたが好む方法で、彼らの行動を考慮に入れて獲得するのです。
ただの業務処理としてではなく、高い意識を持って、あらゆる可能性を考慮に入れて、集客するのです。
次回をお楽しみに。
−ダン・ケネディ
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