以前、ダイレクトメールこそが次に“大ブレークするもの”だとお話したことがあります。確かに、インターネットは今も魅力的ですし、利益を生み出すメディアです。

しかし、私のコーチンググループのメンバーやクライアントで、1年に5000万円から1億円、もしくはそれ以上をコンスタントに稼ぎ出すような人たちが共通して利用しているメディアを探っていくと、彼らがダイレクトメールを頻繁に、そして積極的に、革新的な方法で使っているのがわかると思います。

私が指摘する別のポイントとして、新規顧客獲得とニッチ市場の多様化があります。これまで私は、ニッチ市場への参入をしつこく勧めてきました。ビジネス次第では、エスニックやサブカルチャーの分野でニッチを生み出せるかもしれません。

あなたに的確な例を示すことができればいいのですが、他で公表しないとVIPメンバーに約束してしまったためお話できません。ですので、私があなたに言えることは、ある人物がとてもニッチなマーケットを探し出し、実に罪深いほどのリターンを得ているということです。

彼は、彼のファイナンシャルサービスをそれぞれのメディアに合わせた広告で宣伝したのです。彼のダイレクトマーケティングは、私がこれまで見てきた中で誰よりも上手い方法ですが、成功例は彼だけではありません。肉に飛びつく飢えた犬のように、彼の後に続こうとしている者もいます。

しかし、依然としてニッチ市場への参入を頑なに拒否しているクライアントが大勢いることは残念なことです。

私は先ほど、2つのグループミーティングに参加してきたところです。このミーティングに出席している人の多くは成長を遂げており、彼らのビジネスも最初のミーティング以来伸び続けています。

あるメンバーは、たった数ヵ月前に初めて議題にのぼった継続中のプログラムを上手く改善し、結果としてビジネスを良い方向に変えることができました。

私は1ヵ月に何百万円も収入を増やす方法を数えきれないくらい生み出してきました。一緒に働く仲間の中には、本当に上手く行っている人とそうでない人がおり、私は、彼らを長い間、冷静に比較してきました。

彼らの違いは何でしょう？

知識でも、能力でも、機会でもありません。戦略をすぐに実行し、大きなアクションを起こし、進んで働こうとし、アイデアを上手く生かすために奮闘しているかどうかです。私は、素晴らしいメンバーとミーティングをすることで、刺激を受けてきました。

米国ナポレオン・ヒル財団初代理事長のW.クレメント・ストーンは、「インスピレーション」ではなく、「行動を起こすためのインスピレーション」について書いています。さぁ、動き出しましょう。次回は、顧客を獲得する目的についてお話します。

次回をお楽しみに。

−ダン・ケネディ