即行動する人、ヤバいんじゃないか説
今日は、200業種以上のクライアントと関わってきたWeb制作会社 有限会社WINKSの代表 中谷さんをお招きし、このテーマについて聞いてみました。
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もしかしたらあなたも自分のことだと思ったかもしれません。
世の中には行動に移せる人の方が少ないと言われていますが、それはあくまでも全体的に見てそうだということです。
社長という立場で仕事をしてる人は、基本的にやりたいことをやって生きているので、行動力がある人が多いです。あなたももしかしたら、そんな1人かもしれません。
即行動することによって成功への道が切り開くというイメージがありますが、はたして本当にそうでしょうか?
実際の現場では、即行動してる人のほとんどが失敗に終わっているという事実があります。
即行動して失敗に終わってしまう社長の共通点は、まだそのやり方で成功するステージにいないということです。
逆に即行動して成功する社長の共通点は、これまでのビジネスも精度高くやってきて、成果をあげてきた方々です。
これまでに積み上げてきた実績で、勘がよくなっていることも考えられますし、即座にうまくいくかどうかの判断ができる力が備わっていることも考えられます。
残念ながら中小企業の社長クラスだと、まだまだそのステージにはいないのが現実です。
じゃあ即行動しちゃいけないの?という考えが浮かんでくるかもしれませんが、そうではありません。すぐに行動を起こしてうまくいく方法もあります。
それをお伝えする上で紹介したいのが、マイケル・マスターソンの言葉。「構え!打て!狙え!」です。
本来は、構えて狙ってから打つのが正しいのですが、ビジネスにおいてはスタート前に完璧を求めず、スタートさせてから改善していけ!という考え方ですね。
これがうまくいく即行動というわけです。
つまりすぐに行動を起こして失敗する人は、「打て!打て!打て!」の姿勢でビジネスをやってしまっているということです。
わかりやすくイメージをすると、バカボンに出てくる警察官のような感じですね。
絶対に当たらないところに、何度も打ち続けても、結局1発も当たりません。
当たりそうなところに何度も打つから当たるのです。
そのために必要なのは、「すぐに構える」ということ。
あなたがこれからすぐにやらないといけないことは、戦略を作るということです。
・この市場には、どんな見込み客がいるのか
・この市場には、どんな商品があるのか
・この市場は、今後広がっていくのか
・この市場で、自社はどうポジショニングするべきか
こういったことの決定やリサーチを即座に進めていくのが、おすすめのやり方です。
それが、ビジネスにおける「構える」ということ。
多くの場合、既存事業はしっかりと「構え!打て!狙え!」をできてきたはずなのに、おもしろそうな話や儲かりそうな話を聞いた途端、新規事業では「打て!打て!打て!」になってしまいます。
その姿勢でもたまに当たることがありますが、それはあくまでもラッキーだっただけです。
タイミングがよかったのか、時代がよかったのか、たまたまライバルがいなかったのか。
どんな要素だったのかはわかりませんが、ラッキーだったということは事実です。
中小企業の社長がそういった姿勢でいると危険なので、少しでも成功の確率を高めるために、既存事業でもやってきたであろう「構え!打て!狙え!」を繰り返すことです。
ビジネスとは、自分のやりたいことをやることではありません。
お客さんの求めていることをやるのがビジネスです。
それを今一度思い出すと、「打て!打て!打て!」はビジネスではなくて、「構え!打て!狙え!」こそがビジネスだと理解できます。
まずは生き残るために戦略設計をしっかりと立てましょう。
稼ぐのは、そのあとにすることです。
すぐに行動を起こすのは悪いことはありませんが、多くの人がその姿勢を間違えています。
「打て!打て!打て!」ではなくて、「構え!打て!狙え!」の姿勢を忘れないようにしましょう。
ビジネスは、あなたのやりたいことをやる場ではなく、お客さんの求めてることをすることです。
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