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継続収入を得る裏技

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

インターネット・マーケティングの世界には、手っ取り早く成果が上がる裏技が無数に存在します。

・成約率を上げる裏技
・アクセスを増やす裏技
・メルアドを集める裏技
そして、
・簡単に儲かる裏技。

かなり、魅力的ですよね。あまりに魅力的で気が散るので、僕自身はできるだけそれらの情報が入ってこないようにしているのですが、それでもぽろぽろと情報が入ってきます。ここ数ヶ月の間だけでも、

・無料でメルアドを集める方法。
・SEOで上位表示するトリック。
・機械的にインフォ・プロダクトを作って、継続収入を得る方法。
・ヤフオクを使って無料でアクセスを集める方法。

などの裏技を知ってしまいました。多分ちゃんと思い出せばもっとあるでしょう。

「ちらっと」でも聞いてしまったら、あとの部分を知りたくて仕方がなくなるというのが、裏技の悪いところ。例えば「機械的にインフォ・プロダクトを作って、継続収入を得る裏技」と聞いて、知りたくて仕方がなくなりませんか?そんなタイトルの無料レポートなんかがあったら、読みたくなりますよね?

それを一度知ってしまったら、「それ」が頭の中の一部分を支配して居座ります。実践に移せるか移せないかに関わらず、ずっと頭の片隅に残ります。

そしてその状態のまま、本業の仕事をやることになります。

あるいは、本来やるべきだと「わかっている」仕事、例えば自社の商品をインターネットで売るためのセールスレターを書くと言うような仕事が、手につかなくなってしまいます。こんなに簡単に稼げる方法があるんだったら、苦労してセールスレターなんて書いてられない・・・と。。。

抵抗できない欲求・・・

「簡単に」「スグに」「お金になる」というものが、一般的には裏技と呼ばれるんでしょう。

そしてそれは「うさん臭い」と感じながらも、人間の根本的な欲求であるT.E.M.(Time:時間節約したい、Effort:努力したくない、Money:お金が欲しい)を直接刺激します。だからそれらの欲求に抵抗することは難しく、どうしても興味を持ってしまいます。

その裏技を使うか使わないかに関わらず、「とりあえず知っておきたい・・・」という知識欲にはものすごいパワーがあります。(いわゆるノウハウコレクターという状態です。ノウハウコレクターというのはある意味、ノウハウを「知ること」が目的になっているのです。)

何に、時間とエネルギーを使うのか?

裏技を集めたり、新しいノウハウを知ったりするには、時間とエネルギーを使います。そのため、本来「やるべき」ことに使うはずの時間とエネルギーが、裏技を探したり集めたり学んだりすることに使われてしまうのです。

時間とエネルギーは、「これは裏技用」「これは本来やるべき仕事用」と分けて使うことは出来ません。どっちかに使ったら、どっちかは減るのです。当たり前ですが。

また、そして一度それを知ってしまったら、あなたの頭の中にはそのことが居座ります。「やるべき」ことにフルで使われるべき、限られた脳のメモリ領域が、「裏技」のために浸食されてしまうのです。気になって仕方がないという状態です。その間にも新しい裏技がどんどん入ってくるので、ますますその浸食は激しくなります。

裏技は悪なのか?

「ビジネスにダイレクト・レスポンス・マーケティングを取り入れよう」とか、「セールスレターを改善しよう」とか、「セールスプロセスを強化しよう」

という作業は、裏技ではありませんよね。時間も労力も、場合によってはお金もかかるでしょう。でもこれを実践すれば、長期的な効果が絶大です。実践して「ビジネスの基盤」ができた後、ちょっとした裏技を取り入れることでさらに大きな結果を生み、業績を伸ばすことがあります。だから、裏技が悪いというわけではありません。

基盤がある程度できている状態で、たまに裏技(=もちろん、合法的で倫理的にも大丈夫なもの)を取り入れることは必要なことです。

でも、基盤ができていない状態で、裏技ばかりを追うのはどうでしょう?

もちろんそれで、お金が儲かることもあるでしょう。しかし、一時的にうまくいったとしても、ずっとそれがうまく行かないことはわかっているはずなので、心の中の不安がずっと消えないのです。そのためまた次の裏技を探しに行くという悪循環がまわってしまいます。

また、頭の中に「そのこと」が居座ったり、時間とエネルギーがそのことに使われたりすることで、、、本来やるべき長期的な結果を生む仕事に、大きな支障が出てしまうのです。7つの週間で言うところの、第2領域(重要領域)を浸食するのです。

誰かが、

「成功とは、短期的な報酬を我慢することに対するご褒美だ」というような意味のことを言っていました。もし、ダイレクト・レスポンス・マーケティングをよく理解している人にとっては、DRMへの教訓を感じることもできる、深い言葉でもあります。

さて、今日からどうしましょう?

「長期的な報酬をあきらめて短期的な報酬を得るか?」

それとも、

「短期的な報酬をあきらめて長期的な報酬を得るか?」

あなたは今日から、時間・エネルギー・お金をどう使う?あなたは今日から、どんな情報をシャットアウトする?

fasdf

PS 長期的に儲かる「インターネット・ビジネス」を作りたいなら、このコースがオススメ。短期的なお金儲けがしたい人には向いていないので、申し込まないように・・・

http://www.theresponse.jp/gold/IM.php

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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