From:西埜巧祐
@秘密のスタバより・・・
生徒
「絶対に商品を売る。100%の成約率を出すためには、どうすればいいですか?」
とんでもない質問が、セミナーで飛んできた。そんな方法あるわけないだろう。と思うかもしれません。でも、実際にあった質問です。その時の講師は、どう答えたか?それは、、
講師
「あるよ。でも、誰もやっていない」
生徒
「それはなんですか?教えてください!」
講師
「それは、、、相手の”買わない理由”をなくすことだ」
そう。相手の買わない理由、つまり反論をなくすことで、成約率を100%にできるんだと、彼は言った。あまりイメージがわかないかもしれないが、個人的にすごい正しいと思っています。もし仮に、相手の買わない理由を潰すことができれば、商品を買うことに導けるはずです。
結局、買わないと言う選択をしているからには、何かしらの理由があります。その理由を潰していくことで、買わない選択肢をなくすことにつながります。
あるスタッフが、こんなことを言ってきた
「お客さんで、この商品をいらない。と言った人がいたんです。まだ時期じゃないとかで、、、なんて言えばいいですか?」
お客さんが言うには、まだ設立当初で商品も決まっていない。だから、まだこう言う売上アップの商品はいらないんじゃないか?と言ってきたそうだ。それに対する回答として、この最強の反論打破が使われた。僕は、こう返したらいいと伝えた。
「なるほど。じゃ、商品が決まって、完成したら、その商品は右肩上がりでドンドン売れていくんですよね?」
察しの良いザ・レスポンス読者のあなたならわかるはず。そんなことはありえない。そう。ありえないのだ。商品が完成したら、右肩上がりに売れていくなんて、絶対にありえない。Appleが「Mac生産やめます」って言うくらいありえない。
そう。完成しても売れないわけだ。人間の思考とは不思議なもので、こう言う観測をするときは、甘くなりがち。楽観視してしまう。
でも、これはなんでも使える。
ここでやっているのは何かと言うと、相手の言っていることを、そのまま質問にしているだけ。ただ、この質問、なかなか威力がある。というのも、人間が言葉にしていることは、確証があることが少ない。あくまで”知っていること”を話しているだけだからだ。この質問が有効なのには、理由があります。ある面白い実験がありました。
- あなたはファスナーの仕組みをどれだけ理解しているか、7段階評価で答えてください。
- ファスナーはどのような仕組みで動くのか、できるだけ詳細に説明してください。
- もう一度、あなたはファスナーの仕組みをどれだけ理解しているか、7段階評価で答えてください。
こういう質問をされた実験があった。もちろん、1よりも3の方が評価が低かった。人間、パッと考えると、知っているように思えること。でも、詳細に・具体的に考えると、実は知らないなんてことが多いのです。
お客さんが言うことを、そのまま質問にして、改めて考えてもらうと、「う、、、」となる。今回のケースもそう。ザ・レスポンスの読者のあなたなら、わかるはず。商品ができたからって売れる保証はない。テスト項目だって、ざっとあげれば10以上はあるはずだ。
なのに、できたら売れると思っている…。それは大間違いなんだ。でも、お客さんは気づいていない。そして、それを買わない理由としてあげているのだ。
シンプルだけど、とても強いです。質問は、今年の記事によく出てきたと思います。こんな使い方もできるんだ…と知っておいてもらえれば、きっと役立つはずです。覚えておいても、損はないはず…
ぜひ、使ってみてください。
-西埜巧祐
あなたは集客でこんな間違いをしていませんか?
なぜ、商品・サービスには自信があるのにお客さんが集まらないのか知っていますか?
なぜ、お金を出してHPを作成したのに、売上が前より減っているか知っていますか?
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします