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SEOでやってはいけない3つの間違い part2

2009.3.18 | ,
  •  

From:鷲見貴人

SEOに興味がある人の中で、こんな間違いをしている人はいませんか?

人に薦められてSEOをはじめてみたけど上手くいかない、若しくは、知識がついたから早速SEOをはじめようと思っている人は、特に要注意!

あなたが今まで信じてきたその常識が間違っていたとしたら、どうしますか?

過去記事(間違い其の1)はこちら

http://www.theresponse.jp/?p=287

間違い其の2 ~検索結果の1ページ目に表示されて喜ぶ~

SEOをはじめたころ、はじめて自分のサイトが検索結果の1ページ目に出現した時に、大喜びしたことを覚えている。

自分のサイトの順位があがっていくのを眺めているのが、泥臭い作業をずーっとやり続けるなかでのモチベーションになることも知っている。

それでも、あえて言わせてもらう。
SEOの目的は、選んだキーワードで検索エンジンの1ページ目に表示させることじゃない!

良く考えてみてほしい。
選んだキーワードで検索エンジンの1ページ目に表示することができたとしても、そもそもその選んだキーワードが検索されなかったら意味がないでしょ♪

検索されないのは極端なケースにしても、ターゲットにしたキーワードの検索数が少ないせいで、せっかくSEO頑張ってやったのに、1日のビジター数が数十人とかいう話はよくある。

そもそも、検索結果の1ページ目に表示されて喜ばせる手法は、SEO業者やコンサルタントが顧客を騙すために良く使う手段。

何でかわかる?

答えは、
『SEO業者やコンサルタントにとっては、その方が簡単で都合か良いから...』

つまり、検索結果の1ページ目に表示されるだけで喜んでくれるクライアントなら、競争の少ないキーワードで上位表示させるだけで満足してくれる。

そうでなくても、検索結果の1ページ目に表示させるだけなら、そのあとのことを考えなくていいので、彼らにとってはそれで満足してくれる方が都合が良いわけだ。

ついでに言っておくけど、ページランクがどうのこうのというのも、SEO業者やコンサルタントが良く使う誘い文句なので、騙されてはいけない...笑

そもそもページランクなんて、Googleからの評価をはかる指標のひとつという程度で、それが高くてもSEOでビジターを呼べないサイトもあれば、その逆も存在する。
それだけにフォーカスするSEO業者は、顧客を騙していると言われても反論できないと思う。

じゃあ気を取り直して、ターゲットにしたキーワードが正解で、それで1ページ目に表示されたことで、ビジターが増えたとしよう。
これでようやく、”めでたしめでたし”なのか?

『SEOをやって、1ページ目にサイトが表示されて、それでビジターが増えればOKなんじゃない…』
と思った方、まだ詰めが甘い。

なぜなら、そのビジターの価値が低かったり、自分のサイトと属性がマッチしてない場合は、ビジターが増えたとしても、売上が上がらないことがある。

僕自身も、この失敗を経験した。

2年ほど前、
「FXのサイトをSEOしてくれないか」
と頼まれたことがある。

恥ずかしながら、当時の僕は、
『えっ、FX? それって、何かの薬?』
その言葉を聞いた時に、そんなことを考えていた、正真正銘のド素人である。

世の中には、インターネットという便利なものがあるので、その言葉自体は、
“外国の通貨を売買してお金儲けをする、投資方法の一種”
ということは簡単に理解できた。

問題は次...

『FXのサイトをSEOして、ビジターを増やしてくれ!』
と頼まれただけなので、ヒットさせるキーワードも自分で探す必要があった。

まずは、キーワードツールを使って、
“FX”と入力してみた。

『んっ?』
検索数は非常に多いが、メチャメチャ競争が激しい。

とりあえずは、”FX”に何かを複合させたキーワードから攻めたほうが、良いんじゃないかという気がした。

幾つか、検索があって売れそうなキーワードをリストアップしてみた。
そして、見切り発進で、それらのキーワードでSEOをはじめてしまったのである。

ターゲット化したリストの中にあったキーワードのひとつに、”FX投資”というキーワードがあった。
まあ、それなりのSEO対策をしたところ、Yahooでそのキーワードで1位を取ることができた。
大量とまではいかないにしても、そのキーワードでビジターを増やすことができたわけである。

しかし...
その後にPPCをやってみてわかったことがある。

当然、FXに関係があって、そんなに高そうなキーワードでもなかったので、”FX投資”というキーワードに入札してみた。
話の筋から既に結果が読めると思うが、”FX投資”というキーワードは、クリックはあるけど、全然売れない。

PPCをやってみてはじめて、この言葉は、
『FXをやりたい人が使う言葉』であって、
『FXで勝ちたい人が使う言葉』ではない事に気がついた。
(そのサイトでは後者の、FXで勝ちたい人向けのビジネスをしている。)

多分、PPCをやってなかったら、このことに気付かないままだったかもしれない。

今では、PPCに力を入れているので、もっとしっかりFXのことも勉強して、
“FX投資”という単純なキーワードよりも、もっとお金になるキーワードを買っているが、
SEOのキーワードも、それと同じキーワードを選ぶべきなのである。

ちなみにそのサイト、方向修正するべきなんだけど、その時間がないので、今はほったらかし...
多分、今でもYahooで”FX投資”と検索すると、上位に表示されたままになってると思う。

これこそ、まさしく自己満足の世界。
検索エンジン最適化というが、それによって売上も最適化しなければ、何の意味もない。
選ぶキーワードの検索数だけではなく、その価値も考慮しなければ、ビジネスは向上しない。

もう一度、何のためのSEOなのか考えてみよう。
キーワードで客が呼べる以上に、お金を生み出すキーワードじゃないと意味がない。

だから、SEOを自分でやる場合は、
商品に対する知識を深め、十分にキーワードを厳選するか、
若しくは、PPCで売れるキーワードをみつけてから、SEOをはじめる。

他人に任せる場合は、
『SEOでアクセスアップ!』
といっている業者やコンサルタントではなく、
『SEOでコンバージョンアップ!』
『SEOで売上アップ!』
その出口まで気を使ってくれる業者を選ぼう。

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