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バナナケーキに惨敗した俺…

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From:西埜巧祐

心斎橋のスタバより・・・

ご覧の通り、この記事の出だしはバナナケーキです。この写真を載せたのには2つ理由があります。1つ目は、注意を引くために、画像は良いキャッチになるからです。そして2つ目は、このバナナケーキのせいで、私は深い、深い学びを得たからです。詳しくお話します。

最近、会社の近くで新しいカフェを見つけたのです。かれこれ1年前からあるのですが、入るのに億劫だったのか、行っていなかったんです。先日、初めて入りました。そうしたら、なんともおしゃれなカフェで、良いなあと思いました。

注文したのコーヒーだけ・・・のはずだったのですが、お腹が空いていたので、バナナケーキも注文したのです。そうしたら、、、

これが、とても、、、とてもうますぎた。

そう。うますぎた。なんていうか、甘い。絶妙な甘さなのです。上品な甘さというか、なんというか。とりあえず、うまい。でも、ケーキです。これをバカバカ食べたら、太ってしまうコースは、ご存知の通りです。

体型命と思っている私にとって、これは危険なスイーツだと認定されました。なので、このスイーツは封印しようと思ったのです。当たり前です。こんなの食べていたら、ダメです。

そして1週間後・・

私は、お腹が空いてしまいました。そして財布とスマホを持って、外に出ます。行く先は、ダメだと思いつつも、バナナケーキを売っているあのカフェです。そして、お店の直前まで行きました。いつもの私なら、食べてしまったでしょう。でも、心を強く持ちました。

「いや、ここで食べちゃいけない。
 引き返そう」

私の心は強かったのです。なんと、何も買わずに、会社に戻ったのです。財布とスマホを持って外に出て、何も買わずに戻ってきたのです。

社員
「西埜さん、何も買わなかったんですか?」

西埜
「ケーキ食べすぎると、
 太るのでやめました」

社員
「え、欲求に勝てたんですか
 セールスライティングの原則に勝つとは・・・」

西埜
「まぁ、本気を出せば、こんなもんです」

と、そんなことを言って、仕事を始めました。カタカタと、、、メールやチャットを返しました。そして、30分した後、私は不思議な感覚になりました。私は、いつの間にか、パソコンを閉じました。いつの間にか、財布を持ってエレベーターに乗っていました。いつの間にか、あのカフェでバナナケーキを頼んでしまったのです。

そして、、、オフィスに戻りました。

社員
「あれ、西埜さん。結局買ったんですか」

西埜
「買っちゃいました笑」

所詮人間。欲求には勝てません。

何かが欲しいと思う気持ちは、私でも止められませんでした。心が求めるまま、私はバナナケーキを買ってしまったのです。非常に危険な状態です。このままでは太ってしまいます。なので、すぐさま対策をしないといけません。

ですが、お分かりの通り、所詮人間です。欲求には勝てません。何かが欲しいという気持ちは抑えられないのです。そして、私たちが狙うべきところも、そこなわけです。商品を売るのではなく、欲求にめがけて売るわけです。

カッコイイで体に悪いものを売る

マルボロの広告

この広告を知っていますか?マルボロの広告です。タバコです。ですがタバコといえば、体に悪いことで有名ですね。とはいえど、タバコが好きな人はたくさんいます。当時、マルボロを広めた一助は、この広告にあったわけです。

ご覧の通り、コピーは載っていません。でも、イメージで、タバコを売っています。「タバコを吸うやつはかっこいい」というイメージを、広告で伝えているのです。かっこいいということは、モテる。そういうアピールを、この広告でしているのです。

(極端な話ですが)これをみた人は、タバコを吸えば、カッコよくなれるんじゃ?と思い、買うわけです。何もタバコというものを売るのではなく、人間本来持っている欲求にアピールして、売っていたわけです。

よく見るとわかる、ヒット商品の舞台裏

今、ヒットしている商品を見直すと、こういう欲求が絡んでいるものが多いはずです。私が今使っている(あなたも使っている?)Appleだってそうです。昔の広告ですが、アップルを使う人はかっこいい、クールだ。というイメージを使いました。

単なる高性能のデバイスを売っているわけじゃないのです。商品を売らず、欲求めがけて売りましょう。良いトレーニングとして、あなたが買った商品を見返してみましょう。

なんで、自分が買ったのか?を考えてみると、「あ、こういう理由(欲求を満たしたくて)で、買ったのかな」というのが見えるはずです。人間、欲求には勝てません。そういう欲求にめがけて、売りましょう。

私の場合、甘いケーキを食べるという欲求を抑えられなかったわけです。所詮人間。欲求には勝てません。「はぁー」と深い後悔とともに、甘いバナナケーキを食べて、満足してしまいました。

きちんとトレーニングをして、また頑張ろうと思います。

ー西埜巧祐

西埜 巧祐

2012年にダイレクト出版に入社。1つの商品の販売プロジェクトで3000万円以上を売上げたり、企画したセミナーを告知後8時間で140名(満席)集客したり、年間120万円もするコンサルティングを満員にするなど、、高額商品・セミナーの販売で数々の実績を残す。また、自身が担当した高額セミナーの集客を毎回成功させ、その手順をマニュアル化。現在、それを使ってダイレクト出版の他のマーケッターも、セミナーの集客を行っている。現在は【ザ・レスポンス】のブランドマネージャーとして、プロモーションの企画、運営、商品の開発、人材教育を担当している。

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