From:西埜巧祐
全力の土下座をしたい。
いや、、、本当に。
というのも、こんなことが起こったからです。
先日、とあるテストをしました。どんなテストかは詳しく話せないのですが、セールスレターの成約率(CVR)をあげるテストではありません。それではなく、いわゆる買った顧客の満足度を上げるためのテストです。もちろんセールスページの文言は変わるわけですが、数字が変わるのは、後ろの方。つまりはCVR(成約率)ではなく、継続率とか満足度の数字が変わるテストです。なので、セールスレターのCVRは「Aページ、Bページ、CVRは少し負けるか、よくてトントンくらいだったらいいなー」と思っていました。
Aページ:オリジナル
(今までと同じ)
Bページ:テスト
(CVRが下がるか、AページとCVRが
トントンだったら良いなと思っていた)
おそらくトントンくらいであれば、これを全ての商品に適用させる。そうすれば、満足度も上がり、最終的には大きな数字の変化があるはず・・・と思っていました。そう。そういう予想をしていたんです。そうしたら、、、
この結果を見たとき、マーケティングの神様に土下座をしたくなった。なぜか?実は、CVRで違いが出たのです。なんとABテストをしていたら、CVRがBページの方が良かったのです。よかったと言っても、僅差です。でも、違う部門でも似ているテストをしていました。そうしたら、同じようにテストページの方が勝ったのです。
え?そんなことあるか?
当初の予定は「トントンか、Bが少し負けるだろう」と思っていたんです。でもBページが、CVRでも勝ってしまったのです。おいおいマジか。うれしい悲鳴をあげたいところです。だって、これを取り入れたら、満足度は上がるでしょうし、利益も今よりも残ります。
ともあれ、テストは成功です。私の当初の目論見が大きく外れました(今回は嬉しい方向に・・です)。
「どうせ、こんくらいになるだろうなー」
と正直、甘く考えていました。そんなアホな態度をとっていたら、神様に「んなわけあるか。あほ。ちゃんとテストせえ」と殴られた気分です。はい、全力で土下座です・・・。
今回の結果、もし全ての商品で同じ結果が出ると仮定すると、、、正直、かなり大きなインパクトがでます。年間で考えたら、相当な金額になります。正直、これは事業にとってはかなり大きい。興奮気味ではありますが、本当にそう思っています。先週の大統領で使われたマーケティング戦略でもお話しした通りです。全てはテストです。テストをすることで、大きな結果を出すことができます。
もちろん、テストをすれば毎回勝てるわけじゃありません。正直、10勝9敗くらいだと思います。でも、その一勝がデカイわけです。一つでも勝つことができれば、今までの負けをペイできるくらい、売上を上げることができます。
僕たちマーケターがすべきことは、テストです。
大きな結果が出るであろう場所を特定し、テストをし、よりやり方を見つけることです。
これをスピード早く、常に繰り返すことができたら、間違いなくビジネスは成長します。それも競合も寄せ付けません。ダントツの速さで、成長すること間違いなしです。
ー西埜巧祐
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