From:西埜巧祐
「人は自分で買うのを決められず、人の行動を見て買うのを決める」
これは、有名なセールストレーナーの言葉です。そうではなくても、いろいろな本に、人は、人の行動を見て、自分の行動を決める。と書いています。僕らも厳密なABテストはしていませんが、そういった事例を集めて、売上があがっている感覚値があります。
これは、僕らで言う事例広告というものです。きっとあなたも見たことがあるはずです。少し、シリーズ物にはなりますが、事例広告の作り方をお話ししたいと思います。
事例広告とは、お客さんが商品を使って得た変化を、お客さん自身に語ってもらった広告のことです。広告とは、基本的に売り手からのメッセージになりますよね。事例広告は、実際に商品を使った第三者のメッセージになるということです。
例えば、こういうものです。
参考:http://www.theresponse.jp/case/68566/
というものです。その商品を買ってくれて、満足してくれている人にインタビューをして、そのインタビューの内容を広告形式にするものです。イメージはつかめたでしょうか?
正直、一度は事例広告は、誰もが作るべきなんじゃないかと思っています。一度ならずとも、何度でも・・・です。なぜかというと、いろいろなメリットがあるからです。
1つ目:お客さんが何に満足をしているか?そのポイントがわかるから
売り手が作るセールスメッセージ。それに惹かれて、お客さんは商品を買います。でも、実際に使ってみて、本当に”よかった”という部分が変わることもあります。
事例を作る過程で、お客さんに話を聞いてみると、意外な事実がたくさん出てきます。お客さんを知れるという点で、別のメリットもあります。
2つ目:購入前に悩んでいたことがわかる。
セールスとは問題解決です。その問題とは何か?お役さんが抱えている問題を明確に見つけることができます。もしその問題がわかったら、セールスメッセージに組み入れることです。もし、良い問題が見つかったとしたら、良いセールスメッセージが作れます。
3つ目:売りにつながる
言わずもがなですが、セールスをサポートする強力なツールになります。これほど強いツールはありません。ダン・ケネディも「あなたにとって、最も頼りになるセールスマンは、”お客さん”だ。お客さんにもっと喋ってもらいなさい」といっています。
売り手のメッセージというのは、残念ながら信じてもらいづらいです。第三者の声を使って売ることで、あなたのメッセージを信じてもらえるようになります。
4つ目:作るのが簡単
言葉は悪いかもしれませんが、作るのは簡単です。お客さんのインタビューを、文字起こしして、並べていくので、作るのに苦労はしないはずです。
もちろん、デメリットもあります。インタビューをするので、手間がかかるということ。でも、その手間も必要な手間じゃないかなと思ったりもします。「スケーリングアップ」という、経営の名著があります。
この本では、「事業主、経営者たるものは、月に1回はお客さんと会いましょう」なんて書いてあります。
ずっと、会社の中にいると、内部思考になります。そうなれば、外の世界、お客さんとの間にズレが出てきます。そのズレが大きくなって、いつの間にか、お客さんから支持されなくなる・・・なんてこともあります。
インタビューをして、それが売れる素材になるなんていったら、一石二鳥な感じがしませんか?
もし実際に作るとしたら、どんなステップになるのでしょうか?大まかに5つのステップになります。
STEP1:リサーチと準備
STEP2:インタビュー
STEP3:企画作り
STEP4:構成作り・ライティング
STEP5:編集・確認
この5つのSTEPです。これはあくまで全体像です。僕らも大まかに、こういう感じで作っています。本来は、各STEPで、レビューをしたりもするのですが、それを抜くとこんな感じです。
商品についてのリサーチなので、ある程度僕らも商品について知る必要があります。また準備ではお客さんとアポを取ったりする必要もあるでしょう。そして、インタビューをしていきます。お客さんに「何が悩みだったのか?」「どんな風にしたかったのか?」「実際に商品を使ってどうか?どんな変化があったか?」ということを聞いていきます。
企画作りでは、そのインタビューの内容で、どんなところが良かったか。事例広告の記事の見出しを作るフェイズです。そしてその見出しが決まったら、構成を作っていきます。どんな情報を、どういう風に並べていくか?です。
やってはいけないことは、単純な文字起こしを、そのまま載せることです。これは読みづらくなってしまいます。必要な情報を選んでいきましょう。
そして最後に編集です。きちんと編集をして、読みやすい形にしていきましょう。
僕らは今、ブログの中に成功事例をまとめるようにしています。こういう成功事例が並ぶようになると、ブランドの信頼性も上がります。もしあなたが、成功事例を集めていけば、間違いなく業界で最も頼りにされるアドバイザー、権威になれることは間違い無いでしょう。
事例広告、作ってみませんか?
ー西埜巧祐
PS
僕らの事例広告はこちら
http://www.theresponse.jp/case/
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