From:ダン・ケネディ
さあ、これから製品やサービスの保証制度と、それがビジネスにとってどの様な重要性を持つのかについて考えていきましょう。
まず保証に対する私の見解は以下の通りになります。
1. 売るものを保証できないのなら、より優れた商品を探して売る。
2. 買い手が保証制度を乱用したり倫理に背く行為をするようであれば、売る相手を変える。
3. 保証をつけるのならば、寛大かつ大胆に顧客が喜ぶような素晴らしいものにする。
アドバイスとしては1種類の保証よりも複数つける方が売上が伸びる。
コメディアンのポーリー・ショアでさえも品質保証をしていると、ゴールド・VIPメンバーのロン・カラザーズが教えてくれましたよ。ケーブルチャンネルTBSの偽リアリティ番組「マインディング・ザ・ストア」の初回放送に笑えなかったら、その理由を手紙に書いて送ると1ドル(100円)貰えるそうです。これは期間限定、もしくは25万人に達した時点で終了でしたが、きっと締切前に25万人が応募したでしょうね。これは非常に賢いアイディアですよ。ただ宣伝の仕方は最悪でしたけどね。
これが、次のポイントです。もしあなたが一風変わった面白い保証をつけるのなら、大っぴらに宣伝した方が良いですよ。私は沢山の広告やセールスレターを目にしますが、ほとんどは保証情報が埋もれてしまっているのです。
今までで最高のUSP(ユニーク・セリング・プロポジション)はやはり、「焼き立ての熱々ピザを30分以内に配達保証します」でしたね。もしあなたがUSPで悩んでいるのなら、保証サービスが鍵になるかもしれませんよ。
状況によっては保証をつけないという選択をし、それを武器に強気の販売をすることもできます。しかしそれは滅多にないケースで、実行するには度胸も必要ですけれどね。
少数ですが成功しているマーケターの中には私の意見に真っ向から対立し、保証どころか苦情を訴える顧客に一切返金しない人もいます。
彼らの独自性を理解しないわけではありませんが、はっきり言って間違った経営判断ですよ。
その様な経営をする7人の知り合いのうち、5人は刑務所行き、もしくは規制に引っかかり倒産しました。残る2人は今のところトラブルなく成功しています。それでも先に述べた保証に関する1番と2番を取り入れることをお勧めしますがね。
-ダン・ケネディ
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