From:中谷佳正
最近、
週に1・2回だけですが
スポーツクラブに行って1・2時間汗を流しています。
ちょっと筋トレをやりすぎた日は筋肉の疲労が凄くて、体がダル重くなったりしますし、1日中難しい問題を抱えているクライアントの解決策を考えたその日の夜も脳が疲労してすぐに眠たくなります。仕事柄、インターネット広告についての相談を受ける事も多いのですが、、、
いやー。
最近、反応が悪くなってきてね、、、広告の。
いやー。
あんまりクリックされてないみたいなんだよね、、、広告が。
いやー。
費用対効果悪いから辞めようと思うんだよね、、、広告を。
なんて言っている経営者の声もよく聞きます。
いやー。
そりゃそうでしょ。だって…
実は、広告には広告疲労という現象が発生しています。これは、同じ広告がだんだんと効果がなくなっていくことを言ってるんですけど、、、実は筋肉や脳と同じように広告も疲労すると言う事を理解していない人が多い。特にこの現象が起きるのは、特定のユーザーが何回も同じ広告を見るような場合に発生します。というのも、その手の広告というのは1日に何回、何十回と同じユーザーに表示されていて、1週間でいうと下手したら100回以上も1人のユーザーに表示されてるかもしれない。そら・・・飽きるでしょ(笑)反応も悪くなるでしょうし、クリックもされないでしょうし、費用対効果も悪くなるでしょう。。。
そもそも、インターネットが出てくるまで主流だった紙媒体の広告とウェブ媒体の広告では、見込み客に接触する頻度が全く違う。チラシは、同じものを同じ見込み客に何回も見せるってそうそうない。っていうか、そうやって何回も同じものを見せることがないからこそ、ダン・ケネディは3ステップ・レターというものを編み出したわけで。1回で見込み客がちゃんと見てると思うなよと、最低でも3回は見るように仕掛けるんだって話です。だから、今までの常識だったら効果の出てる広告は長い間使うことができるって認識があったんだと思います。それは見込み客に同じ広告を見てもらう頻度が少なかったからですね。。。
でも、ウェブ媒体、要するにインターネット広告は違います。紙媒体と違って印刷コストや配送コストがかからない分、もっと手軽に広告を配信できてしまう。だから、見込み客に同じ広告を何度も何度も見せることになる。。。すると、その広告から反応が得られなくのは当然と思いませんか?あなたも、もういいよって思いながら広告バナーを視界に入ってても無いものとしてページを閲覧してることも多いんじゃないかと思いますけど、、、どうでしょうか?
それに、もしあなたが作った広告が反応の取れそうな良い広告だったとしたら、そのアイデアは競合にすぐにマネされてしまいます。昔だったら、そのことに気付いた競合も少なかったかもしれないですけど、最近はインターネット広告の需要も増えてきていて、常に競争が起きているはずですね。その証拠に、昔からリスティング広告(検索エンジンの検索結果の上下や右に出す広告)をやってるなら分かるかと思いますが、1クリックあたりの入札単価がめちゃくちゃ高くなってるはずです。昔なら7円とか9円とかで1クリックが買えたのに、今は100円とかは当たり前で、下手したら1000円とか超えるようなものだってあります。。。ということは、それだけ競合もインターネット広告に注目してるわけで、そういう競合にマネされたら効果が半減するのは、、、当たり前ですね。
と言っても、リスティング広告はまだマシな方です。なぜなら、この広告は、検索エンジンの検索結果に表示される広告です。だから、見込み客が興味のある時にだけ表示される。商品に関係のあるキーワードを入力した時に広告が表示されるようにするのが一般的なので、そうそう何回も同じ広告が見込み客の目に触れるかっていうと、、、そうでもないってこと。なので、効果のある広告が広告疲労を起こして反応がなくなるまでは、案外長い期間かかる可能性があります。競合にマネされてなければですけど(笑)
だけど、最近よく利用されているようなリターゲティング広告(1度HPを訪問した人を追跡する広告)やFacebook広告のようなものは違います。検索した時だけに表示されるわけじゃなくて、一定期間にずーっと同じ広告が何度も表示されることになるので、最初に言ったようにスグに広告疲労を起こしてしまうって話です。あなたがもしインターネット広告にある程度詳しくて、特にリスティング広告に慣れてたりしたら、この点に気付いていないとスグに反応が悪くなってフラストレーションを溜めることになるかもしれません。
ってな具合に、広告の効果が無くなる日というのは、昔よりも全然早く訪れるというのが現状です。これを防ぐには常にABテストを繰り返すことで、反応の良い広告がどれなのかを計測し続けることなんですが、、、なかなか、細かくABテストを繰り返しているって経営者も少ないのが現状ですね。。。
広告の効果が無くなる日を座して待つのか、それともABテストを繰り返して常に効果のある広告を追い求めるのか。。。あなたはどちらの道を選びますか?
その選択が、あなたのビジネスの今後を決めるかもしれません。
P.S.
短いテキストで構成されているようなインターネット広告にもセールスライティングの技術は使えます。効果のある広告を作り続けるならセールスライティングを学ぶと競合と差をつけられるはず、、、
P.P.S.
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