トップ > ブログ >  > 成長

成長

  •  

From:山田光彦

少し前。
社内の優秀なメンバーのひとりが、ある商品のキャンペーン結果を教えてくれました。

そのキャンペーンは合計5日間。1日1通の販売用メールを送り、セールスレターなどに誘導。最後の5日目が締切日になっているものでした(レスポンスを読んでくれているあなたなら、きっとこういうメールを何度も受け取っていると思いますw)。

結果。そのキャンペーンは最後の3日間でほとんどの売上が上がりました。なので、担当者は、、、

「次にこの商品のキャンペーンをするときには、最初から3日間のキャンペーンにした方が効率的だと思う」

そんな報告を同時にしてくれました。

実際、締切のあるキャンペーンをやったことがある人はわかると思うのですが、締め切り間近に売上が大きく上がるのは、よくあること。というか、ほぼ毎回起こること。メールでも、ダイレクトメールでも、どんなメディアを使った場合でも、締め切り間近には、申し込みが増えます。

なので、この担当者の言うとおり、最初から3日間のキャンペーンになっていたとしても、同じぐらいの売上が上がっていた可能性は大いにあります。となると、この担当者が言うように、次のキャンペーンでは、最初から3日間にするというのは、とても理にかなっています。。。が、、、

あなたは、この結論。どう思いますか?

違和感…

この報告を聞いたとき、、、正直、僕はとても違和感を感じたんです。

しかも、この違和感を感じたのは、今回が最初ではありません。過去にもダイレクトメールのキャンペーンをやったときに、、、

「ある顧客層はほぼ利益が出ているけど、ある顧客層は高い確率で利益が出ていない。なので、今後、利益が出にくい顧客層にはダイレクトメールを送らないようにします」

といった報告を受けたときにも、同じような違和感を感じました。最初、この違和感の正体はハッキリしなかったんです・・・

マーケター・セールスライターの仕事

マーケターやセールスライターの仕事は、お客さんに商品の価値を伝えて、売上を上げること。売上を2倍、3倍と増やしていくことが仕事です。

「今月の売上を先月の1.2倍にしたい」「来年には月商を2倍にしたい」と望むクライアントのために、目標を達成するには何をすればいいかを考え、アイデアを出し、実行して結果を出すからこそ、マーケターやセールスライターには価値があります。

そう考えると、5日間のキャンペーン期間を「効率的にするために」3日間にする、という結論を出すというのは、マーケターやセールスライターが価値を発揮すべきいちばん重要なポイントを、スルーしてしまっているように感じるのです。

つまり、マーケター・セールスライターが一番に考えるべきなのは「5日間のキャンペーン期間を使って、売上を最大化するためには、どうすればよかったのか?」ということなんじゃないか?

ダイレクトメールの事例で言うと、赤字になりやすい顧客層から利益を出すには、どうすればいいか?、、、ここにチャレンジしていくことが醍醐味じゃないか、と。

もちろん、仕事を効率化することには価値があります。それに、アイデアを出して、やってみても失敗するかもしれません(おそらく、一般的に、新しいことにチャレンジすると失敗する確率はかなり高いと思います。僕も何度も失敗しまくってきました…)。なので、売上や利益に余裕のないときには、こういうことをやるのは得策じゃないことも多いでしょう。利益が出る活動をせずに、新しいチャレンジばかりに気を取られてもいけません。でも、、、

長い目で見たときに、今までできなかったことを、できるようになることも目指さなければ、マーケター・セールスライターとして成長できないし、そこにこそ面白さというか、自分の仕事の達成感を感じる一番のポイントがあるんじゃないか、、、

と、思ったんですが、あなたはどう思いますか?

PS.
ちなみにですが、この社内メンバーは行動力があって、スピードもあるのに、自分がやったキャンペーンをきちんと振り返っていたり、レビューを持ってきたり、、、と、かなり優秀ですw

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

山田光彦の記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading