こんにちは、ニセ・ダン・ケネディです。この連載では、私が絶対成功するダイレクト・レスポンス・マーケティングの方法をお教えします。
飲食店に飾られているホンジャマカ石ちゃんのサインに、勝手に「ダン・ケネディ」と書き加える私ですので安心してください。私自身、ほぼダン・ケネディだと言っても過言ではないでしょう。
ただし、あらかじめ断っておきますが、実践は全て自己責任でお願いします。
―都市伝説
それは嘘か本当かわからない、まことしやかに囁かれる闇の噂。陰謀論、宇宙人、怪事件、何でもあり。真に受けるかどうか全ては自己責任。
そんな都市伝説がDRMにも存在した。
真偽のほどがわからない情報だけに誌面に載せるのは憚られるが、今回はDRMの闇の顔をみなさんにご紹介できればと存じます。
もちろん、信じるか信じないかはアナタ次第です。
ユミは音大に通う女子大生。田舎から出てきてマンションで1人暮らししている。
ユミはこの部屋を気に入っていた。大学からは近過ぎず遠過ぎずのちょうど良い距離。築は古いながらもオートロックであり、周りも閑静な住宅街で治安は良い。
彼女は大学でスキーサークルに入っており、この日はサークルの友人と新入生歓迎会についての打ち合わせを自宅で行っていた。
すると、すぐに友人が「喉が渇いて仕方がない」と言う。ユミがお茶を入れようとすると、「新製品のジュースが飲みたい」と言って聞かない。
打ち合わせを一旦中断して、近所のコンビニに行くことを勧めると、「ユミも一緒に行こう」と言ってくる。「私はいいよ」と断っても頑として譲らず、なかば無理やり連れ出される形で一緒に外に出ることになった。
家を出ると、友人はユミの手を取って走り出した。「ちょ、ちょっと、どうしたの?」と困惑するユミ。
すると友人は後ろを確認しながら、息も絶え絶えこう言った。
「ベッドの下でダン・ケネディの偽物が顧客情報を管理しながらうずくまっていた」と。
もしも、友人が気付かなったら今頃は……。
2人まとめて顧客にされていたかもしれない……。
そう考えるとゾッとする話です……。
ある日、自宅のマンションに帰ると、エントランスのところで郵便受けに何かをゴソゴソと入れている男が目に入った。
「何してるんだろう」と一瞬不審に思ったが、特にそのまま気にせず、部屋に帰ったのだった。
そして2日後、部屋に警官が訪ねてきた。
「すみません。今、とある事件を調査中でして、何か心当たりがないかお伺いしたいのですが」
男は物腰柔らかく丁寧な態度だった。
「2日前にこちらのマンションで、ダン・ケネディにそっくりな男を見ませんでしたか?」
もしかしたらあの男のことかな、と思ったのだが、まずそもそもダン・ケネディというのが誰のことわからないし、それに変なことを言って時間を取られるのも面倒くさい。
「いえ、見ていません」
そう答えたのだった。
「そうですか、失礼しました」
男はあっさりと引き下がり、そのまま去って行った。
その数日後、ふと気になってインターネットで「ダン・ケネディ」を調べてみたら、驚きの画像が表示された。なんと、この間訪ねてきた警官にソックリなのだ……。
つまり、あの男は自分がDMを投函していたのを誰かに見られていないか、確認しに来たのだ。もしあの時自分が「怪しい男を見た」と、そう言っていたら……。
次にDMを入れられていたのは…、自分かもしれない……。
背筋も凍る話です……。
いかがでしたか?
「いや、いかがもクソもないわ」と思っている方が大半かもしれません。「少しはDRMに関係ある話をしろよ」と、そう怒られても仕方ありません。
でも、私は絶対に負けません!!どんな圧力をかけられようが、DRMの話をすることは金輪際ありません!!
来月は「ニセ・ダン・ケネディがオススメするグミBEST5」をお届けします。よろしくお願いします!
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