From:西埜巧祐
先日、「お願い」ということで、あなたにアンケートをしました。この記事を作った時、僕はある失態に気づきました… もしかしたら、あなたは気づいたかもしれません。それは、、、
おお。恐ろしい。なんということでしょうか。自ら締め切りをきるのを忘れてしまっていたのです。マーケターとして、絶対にやってはいけないことです。なぜか?その大きな理由の1つは、売上・販売数の最大化を見逃すからです。多くの場合、商品の販売数・売上というのは、こういう形式になります。
若干例外的なのが、プロダクトローンチ。プロダクトローンチは、商品販売日に大きな力が出るため、販売日に一番高い売上が出るケースもあります。が、ほとんどの場合、売上というのは、このような分布になります。
デッドラインがなかったらどうなるか?世界トップクラスのセールスライターであるダン・ケネディ。彼はセールスレターについて、面白い考察をしていたので、紹介したいと思います
「セールスレターの内容がどんなに良くても、何らかの理由で反応できない、あるいは反応しない人の手元に届く。でも十中八九、この反応しない大部分は、手紙を受け取り、目に留め、読み、反応する意思がある人々なのである。ただ、「後で」しようと思って、手紙を脇に置いてしまうのである。たいていこの「後で」が実現されることはない。」
と言っています。そう。デッドラインがなければ、このような売上の構造になります。
セールスにおいて、ジョン・カールトンという世界トップセールスライターは「人類最大の発明は、デッドラインであり、それがなければ人は行動しない」と言っています。これ販売面の話です。少し話が違う方向に向かいますが、締め切りは生産性をあげる鍵にもなります。
締め切りについて言うと、仕事の生産性をあげてくれるものでもあります。面白い例をいくつか紹介しましょう。私の後輩に対して、言ったアドバイスです。彼はいつも雑務に追われていました。来る日も来る日も雑務ばかり。気づいたら、1日が終わってしまう。。。 マーケティングにかける時間、セールスレターやメールを書く時間を、ほとんど取れていませんでした。
後輩
「どうすればいいでしょう?」
私
「解決策はあるけど、100万払う?」
とまぁ、100万は冗談ですが、解決策を教えました。その解決策は何かというと、”時間割”を決めることです。この仕事にかける時間は、何時〜何時まで。という風に、時間割を決めたのです。この時間割については、僕が決めました。ざっくり言うと、午前中は、マーケティング、セールスライティング関係の時間。午後は、雑務の時間。という風に決めたのです。
彼は今まで、7時間かけて雑務をやっていました。それを、3時間はマーケティング、セールスライティングの時間。そして、4時間は雑務の時間ということで、大幅に時間を減らした時間割を作りました。後輩にそれを話したところ、、、
後輩
「え、普段より雑務をやる時間、短くないですか? 無理じゃないでしょうか・・・」
私
「そうだね笑」
後輩
「・・・・」
私
「とりあえず明日から、これでやってね。じゃ、おつかれー」
という、とても有意義かつ、密度の高いフィードバックをして、その場は終わりました。その翌週、もう一度、その後輩と話しました。
後輩
「先週は〜〜、〜〜〜、〜〜〜、をしました」
私
「おー、良い感じだね」
後輩
「そうですね」
私
「なんで、今までの仕事が4時間でできるようになったの?」
後輩
(目をハッとして)
「あ、、、、確かに。何ででしょう?」
そこから、その後輩はマーケティングもできるようになり、雑務も効率的にできるようになりました。最近では、違う後輩も同じ状況になりました。そこでアドバイスしたのは、「退社の時間を決めること」です。これによって、仕事の効率があがりました。
なぜ、これらがうまくいったのか?あなたならおわかりのはずです。締め切りを作ったからです。少し、仕事の生産性についての話が長くなりましたが、締め切りを作ることの有用性は、感じていただけたのではないでしょうか?
というわけで、アンケートは明日までです。
先週の記事でお伝えした、アンケート。インターネットマーケティングに関する悩みや問題について、教えてください。来週、それに関するアメリカのセミナーに行きます。その時に、あなたの悩みの解決につながる話があれば、それをシェアしようと思います。
アンケートの回答期限は明日(2016年10月4日 火曜日)までです。
↓
https://jp.surveymonkey.com/r/J6QS8DY
PS
締め切りは必要ですが、信じられない締め切りをつけても仕方がありません。ご注意ください。
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