From:西埜巧祐
from:西埜巧祐(にしの・こうすけ)
この記事で書いている内容は、非常につまらなく、そして誰もやりたくないことです。でも、個人的に効果が絶大だったので、シェアしたいと思いますが。絶大なんて言葉は滅多に使いませんが、それだけ効果が高かったので、シェアします。
最近、ジムに行っています。そこで、体重計があります。この体重計は、自分の筋肉量とか、体脂肪率まではかれるすごいやつです。毎回、ジムが終わった後に計測をしています。週2、3で行っているので、良い成績表です。
僕は一工夫をしていて、その計った数値をiPhoneのエクセルにいれて、計測をしています。ものはついでだと言うことで、勉強している時間や読んだ本のページ数、食べたものなどの時間、数値も記録しています。
なんとなくで始めたこの習慣。じつは、とても効果が高いことがわかりました。
例えば、「体脂肪率」。この体脂肪率は前日、前々日に食べた料理がもろに影響します。この記事を書いている前日は、焼肉を食べました。はい。体脂肪率があがります。そして、ショックを受けます。
内臓脂肪指数。おーーー、昔よく出ていた「メタボリック」に関係していそうな指数(あまり詳しくない)。もちろん、焼肉を食べれば、数値はあがります。
筋肉量。西埜が鍛えたいところはこれです。でも、決まったメニューをこなしていたときは、全然ついていませんでした。なんと1ヶ月前と変わっていなかったのです。
「おいおい、そんな馬鹿な話があるか」
と、ショックを受けました。そして、それを改善しようと考えたわけです。いろいろリサーチをしました。そうすると、健康に詳しい中谷さんが、、、
「西埜さん、それは負荷が弱いんです」
と、原因が負荷にあることがわかりました。最近は、1.5倍〜2倍の負荷で、筋トレをしています。これだけの数字をウォッチしていたら、自然と食事も見直すようになりました。コンビニで売っているようなお菓子は、全く食べなくなりました。甘いものも・・・です。お肉も赤身を選ぶようになりました。プロテインも取り入れ、健康の情報をもっと調べるようになりました。
そのキッカケをくれたのは、すべて”数字”です。たとえば、筋トレをしていて、筋肉量が変わっていなかった。。。でも、こういう数字の変化が見られなかったのであれば、それを改善するように考えます。それがなかったら、「今日もがんばったなー」という”良い感じ”で終わります。
この”良い感じ”に終わるのが、最も危険なのです。数字の変化はないわけですから、実質的な変化はありません。気持ちが良くなっただけなわけです。それだけでも良いのかもしれません。でも、僕はダメです。数字の変化が欲しいわけなので、これに気付けたので、僕は原因を探し始めたわけです。答えは負荷が低く、自分に甘かったことでした。なので、今は負荷を上げて、もっと自分を追い込んでいます。
数字がわかるだけで、改善のキッカケが生まれます。数字がわかるだけで、改善をしようと思うことは、あなたも経験をしたことがあるのではないでしょうか?
昔、学校で成績表が配られ、それを親に見せることは、きっとあなたも経験してきたのではないでしょうか。そこには、抽象的に「良い感じでした」なんていうのは、書いていなかったはずです。
それよりも「国語の成績:3」「数学の成績:4」とか、明確な数字の評価があったはずです。それを見て、親は「よくできたね」「もっと頑張りなさい」などなど、言うわけです。
数字が悪いと見えるからこそ、変化が見えるからこそ、何かしらの改善・アクションが出るわけです。
仮に、これが抽象的で「良い感じでした」としか書かれていなかったら?おそらく、誰も塾に通ったり、通信講座をとったりすることはしないでしょう。
ビジネスも同じです。「良い感じに成長しています」というのは、何となくの感覚値でしかないです。そうではなく、
①「新規客が今月、〜人も入っている」
②「そのうち、〜人が商品を買ってくれた」
③「買ってくれた人のうち、〜人がリピートしてくれた」
というように、「今の数字」があり、その数字を過去と比べることで、ビジネスの現場を正確に認識ができて、改善のキッカケをくれるわけです。
①の数字は、前月に比べて〜%アップした
②の数字は、前月に比べて〜%ダウンしている
③の数字は、前月に比べて〜%アップしている
ということがわかれば、改善のキッカケがつかめますよね。このように、数字を見ることで、具体的に良さ・悪さがわかります。以前、新人のレビューをしていたときに、まさに、これを経験させてくれるレビューがありました。彼はあるキャンペーンを担当していました。彼が、自分で商品を売るキャンペーンを企画し、実施していました。その時の報告で、、、
「++の商品を売ったキャンペーンが良い感じでした」
という報告を受けました。もちろん、西埜が突っ込んでいきます(悪く言うと、詰めていくわけです・・・)。
「良い感じだったんだ。それは良いね。
成約率はどれくらい?
買った人たちは、
その後何を買ったのかな?」
「ゔ・・・調べます」
「でも、データはここで調べられるよね。一緒に調べようか」
「はい・・・」
と言って、数字を調べました。過去のキャンペーンをレポートを見つけて、その商品のあとの利益を考えていきました。いろいろ調べた結果、このキャンペーンは「成功」と判断できました。でもその判断についても、数字の検証が欠かせないのです。でも、それがされることは、ほとんどないのです。
先日、僕らのお客さんで、成果を出した方から連絡をもらえました。そして、その方のお店に行きました。特に理由もなく、ご飯を食べに行くためだけです。まぁ、何故そんなことをしたかというと、その方は僕の個人メールにわざわざ、連絡をしてくれたのです。覚えてくれていたことを嬉しく思ったことと、ちょうど東京出張の予定があったので、お邪魔させていただきました。
その時に、実践した時のことを細かに聞いていくと、言われたことを愚直にこなし、成果をしっかり出していました。その時に印象的だったのでが・・・
「こんなんで、いいんですかね?」
という一言。自分が作ったマーケティングツールや、実践の仕方が、これで合っているかわからない。これでいいんだろうか・・・という不安・悩みがあったようです。でも、この記事を読んでいるあなたなら、おわかりでしょう。
成果が出ていれば、それは”良し”です。お店の単価は周りに比べて(以前に比べて)、ガンと上がっています。素晴らしい成果でした。数字が以前と比べて、良いのであれば、その施策は成功です。
(その方には、インタビューをさせていただくことになりました。ぜひお楽しみあれ)
数字を把握することについて、世界的なDRMの権威であるダン・ケネディが、こういう話をしています。彼は、今までたくさんの成功者に会ってきた中でわかったことです。
”30年間、1000人以上のクライアントと仕事をしてきて分かったのは、実際のところ、最も稼ぎ、裕福になった人々は、毎日、時々刻々と変化する数字の裏表、上下、前後左右まで徹底的に知り尽くしていることである。”
成功する人は、その数字を徹底的に知り尽くしているのです。もちろん、こういった話については、他のマーケターも同じことを言っています。たとえば、100万人の起業家に読まれた”インターネットビジネスマニフェスト”の著者であるリッチシェフレンは、こう言っています。
”ビジネスの重要な数字を把握すること。これが、ビジネスを速く、大きく成長させ、信じられない速さで、高収益にする後押しになる”
成功する人は、やはり数字を明確に把握しています。であれば、あなたも数字を把握することが必要になるのではないでしょうか。もしあなたが、「これはしんどい・・・」と思ったのであれば、部下にさせるのも、1つの方法です。
あ、今思い出したことがあるので、シェアをさせていただきます。昔、ある有名な経営者の方に、付きっきりで、仕事をさせていただきました。私が最初にお世話になった経営者の方です。その方は、会社を上場させた経験を持っている方です(わたし自身、とても尊敬をしています)。
その方が、上場させた会社を経営していた頃の話です。その方は、大きなホワイトボードを特注して買ったそうです(部屋いっぱいに広がる長いボードです)。そのホワイトボードには、ビジネスの全体像の絵を描き、そこに数字を入れて、毎日、毎週、数字のチェックをして、そこで改善案・行動の施策を考えていたと話してくれました。
僕も、数字をチェックをすることで、筋トレをより頑張るようになりました。嬉しいことに、筋肉量の数字も上がり始めています。数字を見ることは、間違いなくあなたのビジネスの成果をあげる一助になります。その数字を、今日から調べてみてはいかがでしょうか?
PS
子供の頃、成績表が良かったときは堂々と見せていました。でも、ダメだったときは、親に見せませんでした。聞かれても・・・
西埜(子供時代)
「今回ね、、、成績表なかったんよ」
と言っていました。もちろん、親は子供の嘘を見抜きます
母
「んなわけないでしょ。さっさと見せなさい」
西埜(子供時代)
「はい・・・。これです」
この後は、あなたの想像にお任せします。思いつかないという方は、ドラえもんのよくある一幕だと思ってください。のび太が僕だと思えば、想像するのに難しくありません。
もちろん、テストで良かったときは見せて、悪かったときは見せない・・・。まぁ、最後は全部見せることになり、のび太みたいになるのですが。
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします