From:北岡秀紀
「うちの業界は他とは違う」
様々な方法論、ノウハウをお伝えするたびに必ず言われます。
耳にタコができすぎて、もう聞こえないくらい。
一昨年ほど前に出会ったネイルサロン経営のKさんも全く同じ。
「ひとりあたり粗利を2000万円目指すべき」という話を私がセミナーでしたとき、「うちの業界ではムリです」と断言しました。
当時、彼女の会社はひとりあたり400〜500万円の粗利でしたし、業界的にも700〜800万円いけば御の字という世界ですから、厳しいと感じるの仕方がないと思えますが…
1年後、彼女の会社はひとりあたり粗利を1500万円まであげることに成功しました。
そして、今年の着地予想では2000万円を超えそう、とのことでした。
彼女曰く、このような成果を手にいれることができたのは、私の一言がきっかけだったそうです。
その一言とは…
「もし2000万円を超えられるとしたら、何が足りないのだろうか?」
この質問を考えた瞬間にたくさんの考えや施策が生まれてきたとのこと。
それをひとつずつ着実にこなしていくことで、ありえない数字を叩きだすことができたというわけです。
「(不可能だと思えることを)もしできるのだとしたら、何が足りないのか?」
この質問はハッキリ言って使えます。
あくまでも仮定の話ですから、無責任に答えを出すことができます。
こういう答えを出してはいけないという制限を外せるからです。
結果、今までとは全く違うアイデアが生まれててくる、というわけです。
この派生系として私がよく使う質問が
「もし売上を1年で10倍にするとしたら何をしますか?」
10倍ですから今までの延長で考えても答えが出ません。
結果として、この質問も全く違うアイデアを産んでくれます。
「(不可能だと思えることを)もしできるのだとしたら、何が足りないのか?」
「もし売上を1年で10倍にするとしたら何をしますか?」
この2つの制限をはずす質問、ぜひ覚えておいて使ってみてください。
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