From:中谷佳正
ダイレクト出版でこんな感じでメルマガを書かせてもらってるので僕の事を知っていただいている方が多くなって来てるのかな?と感じている今日この頃なんですが、、、
結構、アホなことを聞いてくる人がいるのでこの場を借りて一生このような事がないようにと、願いを込めてお伝えしておこうと思います(笑)
それは、同業者の方や結構イケてる雰囲気の経営者がこれ見よがしに自社の数字の良し悪しを聞いてくる事が増えました。ホームページ制作とかWebダイレクトマーケティングに関する仕事を多くやってるので、インターネットに関するデータについて結構聞いて来てくれるんですが・・・
「転換率ってどれくらいが妥当ですか?」みたいな事を言われる事があり、そう聞かれる度に思うのは、、、
いやー、これね。本当に多い質問なんですね。ここで言う転換率っていうのは、ホームページにアクセスしてきた人の中で何人が顧客になったかみたいな数字のことです。反応率って言ったり、成約率って言ったり、コンバージョン率って言ったりすることもあると思いますけど、全部同じようなもの。
要するに、どれだけの見込顧客にアクセスして、どれだけの人が顧客になってくれたかっていう数字なんですが、、、それって、正直、条件によるやろってことです。だから、「知らんがな!(笑)」って心で思っています・・・もちろん大人ですから顔には出しませんよ。
「転換率50%!」
って大々的に謳ってたりする人がいますが、50%まではいかなくても、とにかく反応率とかコンバージョン率の数字の大きさを訴えてるパターン。。。
転換率50%ってことは、10人アクセスしてきたら5人が顧客になってくれるってことですね。で、それを自慢気に語ってくるコンサルタントとか講師みたいな人もいるんですが、、、
「だから何?」
って思います、、、そんな数字に優秀な経営者は絶対に響かない(笑)
なぜなら、それはHPにアクセス数が少なければ、実現が可能だし、そのホームページがSEOできてなかったり、ちゃんと広告をして集客をしてなかったら、アクセスが少なくなるのはわかりますね?でも、そんな悪条件の中でわざわざ探してきてくれる人ってことは、そりゃ顧客になる可能性が高いに決まってます。逆に言うと、転換率があまりに高すぎるってことは、アクセスできてない見込顧客がたくさんいるってことでもあるので、「成約率が高い=優秀」って話にはならんでしょって事です。
例えば、転換率50%のホームページがあったとして、10人がアクセスしてきたら5人の顧客が増えますよね。でも、転換率が0.1%だったとしても、10万人がアクセスしてくるホームページだったらどうでしょうか?100人の顧客が増えてると思いませんか?ということは、、、
転換率0.1%のホームページの方が顧客を増やしてるんだから、成果が出てるってことです。。。
だから、転換率が50%なのか0.1%なのかっていうのを競合と比べたり、あなたの仲間の経営者の人と比べたりすることには、何の意味もないです。むしろ大事なのは成果である顧客数の方ですし、もっと言えば利益が出てるかどうかのほうでしょ(笑)
どうしてもダイレクト・レスポンス・マーケティングに携わって賢くなってくると、数字の重要性を無視できなくなってきます。。。でも、あなたは数字オタクにならないように(笑)
今話したみたいに、数字っていうのは条件によって全然異なって来ますから、色んな要素を考えながら、その数字が妥当なのかどうかを判断するのが重要ってこと。色んな話を聞いてると、とにかく転換率とか反応率を上げるのに夢中になってしまって、とにかく数字の大きい人の話を聞いては試すみたいなことになってる人がいるようです。
でも、他人の数字は、あなたにとっては何の意味もなさない数字です。あなたの商品やあなたの環境で同じ数字になるとは限りませんね。だから、誰かれ構わず数字を聞いては落ち込んだり、喜んだり、一喜一憂するのはやめてください(笑)
本当に、それは意味のないことです。
あなたは、「今」あなたに必要な数字を見極めて、それを向上させることにフォーカスした方がいいですよ。他の人の数字はあくまでも参考にして、その数字に満たないからといって、あなたのマーケティングが優秀ではないという事にはなりません。
何度も言いますが、ナンボ稼いだのか?の方が大事でしょ!
P.S.
数字の重要性を知るには、僕がナビゲーターをしているリッチ・シェフレンがめちゃくちゃオススメです。リッチは世界5大会計事務所の1つと言われていたアーサーアンダーセンの出身ですから、あなたがちゃんとした数字の知識を手に入れて競合よりも優位に立ちたいなら少し覗いてみてください。
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