From:小川忠洋
From:小川忠洋
大阪のオフィスより、、、
あなたは究極のマーケティングを見つけた?前回のレスポンスでは、博多のラーメン屋一蘭に行った時に発見した究極のマーケティングの秘訣の問題を出した。たくさんのコメントありがとう!
ストレートに僕が話しかけるよりも、クイズ形式にした方が学習効果が高いかなぁーなどと思って、軽い気持ちで出した問題。思った以上にたくさんの人が真剣に考えて、答えてくれていたので、妙に嬉しい♪
これで一蘭からアフィリエイトコミッションでも入ってくりゃー最高に嬉しいんだが、、、もちろん、そんな事はない。まさか、アフィリエイトコミッションとして、大量のラーメンが送られてくる事もない、、、秘伝のタレが、、、ってしつこいか。
さて、みんな真剣に考えてくれたみたいで、どれも鋭い。
どれも正解って言っちゃってもいいくらいだよなぁーなどと思ったが、それでは問題にならない。最初に考えていた答えが正解としよう。
ラーメンが一種類ー選択と集中?
この回答は惜しい。っていうか、選択と集中という事を言ってた人がいたけど、”選択と集中”は経営戦略として考えれば、とてもグレーーーーとな戦略だ。しかし、ほとのどの会社が(僕も含め)選択と集中をすることができない。ま、そんな話はいいか。
有名人を見せる事。行列を見せる事。カウンターが区切られていて、口コミにつながりやすいこと。どれも、マーケティングでは有効な方法だ。しかし、どの業種でも使えて、最も強烈なマーケティング手法は、、
一蘭から学ぶマーケティングの秘訣、、それは、、、
「情報提供」だ。お客の教育と言ってもいい。yoshim@xさんが知的流通とか言っていたけど、まさに正解。
思い出して欲しい。一蘭のお店に入って、一杯のラーメンが出てくるまで、いろんな情報をお客は受け取っている。秘伝のタレの話、天候や湿度によって麺の作りをかえている話、味に集中して欲しいから作ったカウンターの話、卵のはなし、、、どれを聞いても「これから出てくるラーメンはどんなに美味しいんだろう!」という期待感をそそる。
期待感をそそるだけではない・・・
ラーメンに対する大量の情報を知ることによって、そのラーメンの話をする事ができる。つまり口コミができる。それに考えてみて欲しい、他のラーメン屋のラーメンに関する情報量と、一蘭のラーメンに関する情報量、どちらが多いだろうか?
人は、情報が多いほど安心する。
その商品に対する、情報が多いほど、それに対する思い入れが強くなり、、自然と、情報量が少ない商品よりも、優れている(つまり旨い)と思う。一蘭のラーメンが美味しかったのは、事実だ。しかし、人間の舌や脳は、そんなに明確に味を判断できるものではない。気分や環境に多いに左右される(TVで目隠ししたワインの試飲とか見たことない?ワイン通でさえ3000円のワインと10万円のワインの味の差が分からない。そんなもん)
その商品に対する情報が入れば、その商品は”差別化”される。
大切なのでもう一回言うよ。「その商品に対する情報が入れば、その商品は差別化される」
エクソンモービルは、「ガソリン」とか「ガソリンスタンド」という差別化しようがない、コモデティティ商品を扱っている。そこで昔やったことが、情報提供だった。いくつかの小冊子のようなものを作って「ガソリンを節約する方法」とか「車がトラブッた時の対処法」などを配った。結果、大量のお客をガソリンスタンドに集客することができた。
あなたの商品は?
もし、あなたの商品が他社と差別化されていないなら、、、お客に提供する情報量を考えなおしてみよう。あなたにとっては当たり前の情報でも、お客にとってはものすごい発見かもしれない。(なぜなら、あなたは自分の商品の事を24時間年中休まず考えているのだから)
そして、情報を提供する、情報を売る(いわゆる情報販売の事ではない)というマーケティングは、差別化されてない商品そのものを売るよりもはるかに簡単だ。どんな業種にでもできる。
ラーメン屋でさえできるのだから。
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