From:ダン・ケネディ
スモールビジネスにおいて、マーケティングをコントロールしたり独占したりするためには、優れたUSP(Unique Selling Propositionの略。「独自の強み」のこと)が必要です。
優れたUSPを作るための1つの方法は、商品またはサービスに圧倒的な違いを持たせることです。
これはやりがいのある宿題ですが、今この宿題をやる、と言って自分を精神的に追い込まないようにしてください。長い時間がかかるものですし、今そうしてしまうと、この投稿の残りの部分はまったく読まないでしょうから。
ただ、これはやりがいのある宿題です。宿題とは、以下の質問に答えることです:
他の選択肢と比較して、あなた自身や、あなたのビジネス、商品またはサービスしか持っていない、消費者が選ぶ理由となる、圧倒的な違いは何ですか?
次に、もう1つの重要な考え方をお話ししましょう。費用対効果と呼ばれています。
一番簡単に売ることができるのは、割引した現金です。世の中で、一番簡単に売ることができます。
例えば、私が1万円札を何枚も持って立っていて、銀行員がそれをルーペで確認し、1万円札が本物だと確認されたら、6,000円であなたに売ることはそれほど難しくないでしょう…そうですよね?
驚くべきことに、「うーん、買えるかどうか分かりません」という人もいるでしょう。しかし、それ以外の人は、6,000円を持ってきて1万円札を1枚買いますよね?
街頭に出て1万円札を40%オフで売ろうとすると、成功率はほぼ100%だと思います。とても簡単なことでしょう。これこそが、あなたが身を置きたいポジションです。
自分の商品またはサービスを使って身を置きたい対象となるポジションです。売るのが一番簡単なのは割引した現金だということを、どうしたら証明できるでしょうか?
なぜ、人は割引した現金を買うのでしょうか?
分かりますか?
その理由の1つは、欲深いからです。これはよしとしましょう。このようなことをするのは、自分の利益のためです。自分自身の理由によるものです。
他人が、あなたの理由のために何かを行なうことはありません。その人自身の理由のために行ないます。ですから、その人の理由に対して、あなたが伝えたいことすべてをまとめて表現することができなくてはなりません。
もし、あなたよりも他の誰かの方が顧客をよく理解していたら、顧客はその人の所に行ってしまいます。
ですから、自分の市場を決めたら、その市場に慎重に参入した方がよいでしょう。
その市場の人々が物事を行なう理由を本当に理解したほうがよいでしょう。なぜなら、その人たちにとって、あなたの理由は関係ないからです。
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