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絶対にしてはいけないHPのタブー

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From:中谷佳正

今日は、1月6日ですが、僕からのお話は年始初めてですので・・・「明けましておめでとうございます〜」って事で1年またよろしくお願いします。今年も相も変わらずコツコツとやっていければと思います。。。

もう6日なんでもう明けまして気分じゃなく働きまくっている人かも知れませんが・・・そんな働きまくっているあなたに、昨年まででダイレクト出版の会員さんに相談された中で、めちゃくちゃ多かった間違いをお伝えできれば、今年のいいスタートにしてもらえればと思います。

その間違いとは、、、

ヘッドラインを反転させてはいけない

この間違いはかなり多いですね、、、単純に見難いんです。これは現代広告の心理技術101という書籍でドルー・エリック・ホイットマンが明らかにしている広告のタブーと同じ。広告のプロ達は、こぞって黒地に白い文字を印刷するのはやっちゃダメだと言ってます。これは「反転」とか「抜き合わせ」と呼ばれるもので、過去の研究結果から絶対にやってはいけないことだって言われてる。。。

実際に紹介されている実験としては、白地に黒い文字を印刷したものと、黒地に白い文字を印刷したものの2つを用意して、離れたところからどの距離まで近づくと読めるか?みたいなことをしてます。そして、その実験結果としては白地に黒い文字を書いたものは66インチ(約168cm)まで近づけば読めたのに対して、黒地に白い文字を書いたものは55インチ(約140cm)まで近づかないと読めなかったそう。。。

つまり、反転した文字はやっぱり読みにくい!ってことです(笑)とっさに読める文字は何語か?みたいな実験で、白地に黒い文字の場合は6語読めるのに対して、黒地に白い文字の場合は4語しか読めないとか、他にも反転した文字は読みにくいという事実の検証結果が書籍には書かれてる。要するに、一部の例外を除き反転はやってはいけない。別に白黒だけじゃないです。青とか赤とか関係なく、反転は見にくいからダメ。。。反応率とか転換率とか、あなたが確率を追求してるのなら、少しでも確率が良くなるようにするのは当り前ですよね?

それなのに、、、ヘッドラインを反転してるホームページが多い。

最近よく使われているワードプレスみたいな自社ブログ用のテンプレートなんかでも、よく反転が使われてます。これだと、あなたがどんなにダイレクト出版で良いコピーの書き方を学んでたとしても、効果が減ってしまうって思いませんか?

収まるようにしておきましたから…

これは僕自身が以前にアウトソースしていたデザイナーから言われたセリフなんですが、デザインに合わせてコピーを修正しましたよって言われたんですね。

「は?」

ですよ。

「はぁーーーーっ!?」ですね(笑)

いや、もうアホなんかなこの人って思いました。そもそもデザインの意味が分かっとらんなってことです。この場合はホームページにおけるビジュアル的なデザインのことですけど、コピーを見やすくしてなんぼでしょうが、と。顧客に文字通りちゃんと読んでもらってなんぼでしょうが、って話。それなのに、僕が書いたコピーをデザイナーの一存で勝手に書き換えるって何なんやと。。。内心ブチ切れてましたけど、そこは穏便に済ませました。大人なんで。。。

マーケティングを理解してないデザインは最悪

何が言いたいかっていうと、あなたがダン・ケネディの言うとおり「マーケティングは社長の仕事」ってことを理解してたとして、特にコピーイズキングなんて言われるようなセールスライティングなんかを勉強してて良いコピーが書けるようになったとしても、ホームページのデザインの時点で台無しにされる恐れがあるってことを知って欲しい。。。あなたは良いコピーが書けたって満足して、原稿をデザインしてくれる誰かに渡して「はい。社長の仕事終わり。」って思ってるかもしれませんが、全然そこで終わってませんから。

あなたがせっかく作ったセールスコピーを最大限に顧客へ伝えようとしてくれるデザイナーが居ない限り、あなたがデザインの管理をする必要があるし、そこも「マーケティング」ってこと。。。

マーケティングを理解してるデザイナーを求める

だから、あなたのホームページを作ってくれるデザイナーには、ちゃんとマーケティングの知識を持っているかを確認した方が良いですね。もし、知識がなかったら普通に反転文字をヘッドラインに使われてしまいます。勝手にコピーを書き換えられたりもするでしょうし、あなたが強調して欲しいなぁって思ってる文字を小さくされてしまったり、訳の分からない位置に画像を入れられたり、、、ってこともあるでしょうね。

そうされたくなかったら、あなたはいちいちデザインを管理して、いちいちこのヘッドラインは反転しないでとか、このコピーは大き目にとか、ボタンの色は何色でとか言わないといけない。結局、マーケティングを理解してるデザイナーじゃないと、あなたの時間が取られることになります。

もっと言うと、あなたの良くできたセールスコピーのおかげで本来稼げるはずだった収益も失うことになるかもしれない。。。そんなもったいないことは嫌じゃないですか?だったら選択肢は3つしかありませんね。1つ目はあなたのホームページを作ってくれるデザイナーにマーケティングを学んでもらう。2つ目はあなたがデザインを学んでデザイナーに指示を出す。3つ目はマーケティングを理解しているデザイナーにホームページを作ってもらう。この3つです。

ザ・レスポンスの読者であるあなたは、セールスコピーの方にばかり目が奪われがちかもしれませんが、そのセールスコピーを活かすデザインにも目を向けて欲しいなと思います。それもマーケティングの一部ですから。

中谷佳正

P.S.
デザイナーにマーケティングを学んでもらうには時間がかかるし、自分がデザインを学んで管理するのは面倒。。。良いデザイナーも周りにはいないんだけど、どうしたら…っていうなら、、、下記のアドレスをクリックしてみてください
http://www.winks.jp/from_d-publishing/
※こちらは有限会社WINKS様のお知らせとなります。

中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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