From:小川忠洋
From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
『iPadが届きました。』アップルストアから、このメールが届いた時、、『おおお!』とテンションが上がって、仕事を放り出してダッシュで受け取りに行ってしまった。
ダッシュでアップルストアに駆け込むと、なんと平日の昼間にも関わらず、iPadに群がるバカな連中がたくさんいた。そのバカな連中の代表として、レジに向かい、「あのー予約してたんですけどぉー」と言ってiPadをゲット。
iPadをゲットしたらまず最初にやらなきゃいけない事。
iPadを買ってみて、一番最初にやりたかった事は、寺本への自慢だ。
なので、あえて開けずに、会社に持って行き、寺本の前で『あれーiPadが起動せぇーへんなぁー』などと奇声を上げてみる。
重たいって聞いていたけど、それほどでもない。ただ、僕の場合は、3Gじゃない方(要するにソフトバンクと契約して電話回線でインターネットが出来ない方)を買った。ので、ネットができない。
ネットができないと、iPadはただのメモ帳と化す。何の役にもたたん。電子書籍も買えない。
そうか。iPadは、インターネットやったり、メール送ったり、APPストアで電子書籍を買って読んだりと、、、そんな風に使うんだな。と理解した。
しかし、最大の目的である「自慢」と言う仕事を果たしたので、僕の心は爽快だった。
嫁のランに聞いた話なんだけど、スタバとか電車とかでiPadを触っている人は『オレ、iPad持ってますよ』オーラを出していてなかなかウザイらしい。僕もそのウザイ一人に確実に加わった事は言っておこう。
iPadで何が変わる?
さて、何でこんなにiPadが注目されるのか?ま、触ってみたら分かるけど(自慢)これからのインターネット社会の入り口のようなものを見た感じがする。これからたくさんの人がiPadで買い物するだろう。
しかし、iPadでは普通のブラウザなので、(要するにパソコンでインターネットを見るのと同じ)なので、すでにインターネットで商品を売っている人には何の影響もないだろう。きっと、広告に触れる時間が多くなった分、売上があがるんじゃないか?と思う今日この頃。
iPadのように新しいテクノロジー、新しいツール、新しいイノベーションが起きた時、たくさんの人がそれに群がる。
そして、我々、起業家はその新しいイノベーションが、自分のビジネスにどう使えるか?とか、そこで稼ぐ方法はないか?一番最初にやろう。などと考える。
しかし、先月にアメリカに行った時、あるマーケターから教わった事が、今でも心にひっかっかる。そのマーケターはかなり技術的にレベルが高い人で、SEOとかそう言った最新技術の専門化である。彼が言うには、、、、
イノベーションはクソだ!(innovation sucks)
新しいイノベーションが起こった時、(例えば検索エンジンのアルゴリズムが変わった時とか、ツイッターが登場した時とか、iPhoneでこれからはモバイルだとか、、)そういった時、一番最初にそれを攻略する方法、あるいは、そこで稼ぐ方法を探そうとするのは、とてもしんどい。
しかも、そのイノベーションがちゃんと一般的なものとして、浸透するかどうかは分からない。もしかしたら、無くなるかも知れない(一時はやったセカンドライフのように)
それよりも、しばらくじっと待っていれば良い。そうすれば、先進的な人が、どんどん攻略法を考えてくれる。ノウハウを作ってくれる。我々はその後で、そのノウハウを使って、彼らよりも良いものを、作ればいい。
その方が、簡単で、確実だ。
我々がやっているのはビジネスであって、発明ではない。だから、新しい方法を発明する必要はない。iPadで、自分の商品とか、自分のebookとかを効果的に売る方法を、最初に見つける必要はない。
見つける事に価値があるんじゃない。
それを使う事に価値があるんだ。
そのノウハウを使って、自分のビジネスを成長させる事。コレに価値がある。だから、ノウハウを作ってくれた人たちには、ありがとう。と一言、お礼を言って(心の中で)自分のビジネスに利用すれば良い。
必ずしも、最初である必要はない。
最初にイノベーションを起こした人とか、イノベーションに乗っかった人と言うのは、実は、後から振り返ると、途中で消えていたりする。
なので、キラキラした魅力的なイノベーションに惑わされてはいけない。
考えてみて欲しい、どうせ使う技術なら、どうせ使うノウハウなら、どうせ使うイノベーションなら、、、、新しいモノよりも、安定してるモノの方がいいでしょ?
ビジネスの観点からすれば。
ビジネスの観点からすれば、iPadで何ができるか?を考えるよりも、何故、iPadはこんなにも売れているのか?何故、欲しいと言う欲求をこうも刺激するのか?そういった事を考える方がよっぽどいいと思わない?
PS:→ http://www.theresponse.jp/copywriting/
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