From:小川忠洋
西宮のプライベートオフィスより、、
さて今日は何のことを書こうかなぁ〜〜なんて考えながら、以前の記事を見てみたり、ブログやらなんやらを見返したりしてるんだが、、、「そーいや最近、どんな本読んでるっけ?」と思って、最近読んだ本をパラパラとめくってみたら、、、
最近、読んだ本から何かインスピレーションを・・・と思って見てみたが、ほとんどマネジメントの本、リーダーシップの本、戦略とか思考法の本ばかりで、、、マーケティング関連の本がない。。。
これってもしかしたら、昔からのザ・レスポンス読者のみんなには、結構あるあるな話じゃないかと思ったんだけど。というのも、うちの事業部長とかと話していても、結構そんなことがよくあるのよ。
何かって言うと、ある程度、マーケティングとかセールスラティングとかの知識や技術がついて、新しい本やセミナー、情報から得るものが少なくなってくる…という状態。ここが注意なわけ…
というのも、そういう状態になると、例えば高額なセミナーとかオンライン講座とかで学んでも、すでに自分の知識が80点の状態だから、それが、81点になったり、83点になったりするだけ。なので、1点とか3点しか進歩がないのよ。
これが昔だったら、「ダイレクト・レスポンスってのがあるのか!!!」状態だと、知識0点の状態だから、いや、敬意を込めて10点としておこう(笑)
そんな状態で、新しい知識を学ぶわけだから、新しい事だらけで、毎回、20点、30点と知識が増えていくわけ。そうなると学ぶのも実践するのも楽しい!エキサイティングでエンドルフィン(脳内麻薬)ぶわぁ〜〜な訳で、面白くて仕方ない。(こうして多くの人はダイレクト・レスポンス教に入信して、街中の全てを”そんな目線”で見てしまい二度と日常生活を送れなくなる)
でも、今じゃ、1点、2点な訳で、エンドルフィンもあんまり出ない。しかし、別のジャンルに行くと新しい刺激が待っているわけよ。んで、戦略とかそういうところに行くんだけど、(個人的な話をすれば、最近、財務の知識を着々と増やしていて面白い。それまでは、財務知識なんか0、いや誇りを持って10点だったからね)
別の分野の知識を、新しい分野の知識を80点まで持っていくのは簡単なワケで。ウマが合えば面白くもある。いろんな分野の知識を80点にあげたほうが、伸び代がいいのと、効率がいいと。そういう考えもあるんだけどね。だけどね。言いたいのは、何かって言うと、それを否定するワケじゃなく、、、
ってこと。マーケティングの知識、技術の開発は、基本やめちゃいけない。他の分野のことを学んでいるからといって、「マーケティングは卒業」ってのは、ない話。
セールスライティングなんかは特にそう。なんでかって言うとね、マーケティング、セールスライティングというのは、技術と成果が比例するわけじゃないのよ。技術と成果が、指数関数的な関係にあるわけ
つまり、
こうじゃなくて、
こうだってこと。
だから、80点が83点になるのは、実は小さいようで、めちゃめちゃ大きい進歩なわけよ。ダイレクトマーケティングってのは、本当に、たった0.3%の違いで事業が何十億円の規模になるか、大赤字を出して撤退をしなきゃいけないかってのが分かれるビジネスなわけで。
現実にうちのとある事業では、広告文をテストし、クリック率が0.2%上がっただけで、めちゃめちゃ儲かる事業に生まれ変わった。そんなことは、日常茶飯事なわけで、改めて言うまでもないくらいのこと。
考えてみりゃーさ。オリンピック選手とかもそうでしょ。0.数秒の違いが、金メダルと銀メダルを分けるわけで、1秒単位の違いは、メダリストとその他大勢を決めるわけ。選手たちが日々厳しいトレーニングするのは、たった1秒を縮めるための事なわけよ。
だからこそ、常に怠っちゃいけない。「自分はそこそこわかってる」「できてる」なんて思い始めたら、その日から成長が止まる。あなたの成長が止まっている間、競合は着々と成長してくる。
社長であれば、あらゆる知識を求められる。だからあらゆる面で80点の知識を持つことが大切なのは間違いない。だ・け・ど、だからと言って、マーケティングを止めちゃダメ。
他の分野は、80点だろうが、70点だろうが大差ない。多少、間違ってても死にゃーしない。
だからこそ、昔、ジョン・ケイプルズが言っていたような、
ヘッドラインのポイントは、
とか、おそらくあなたが既に、学んで知っている情報を「使える」ように練習していかないといけない。基礎的な、マーケティングの知識に磨きをかけないといけない。
ちなみに、世界一マーケティングに詳しい(by広告の神様)と言われるイギリス人マーケターD.Bは、毎年、年に一度はジョン・ケイプルズの本を読み返してるという。
ある程度、行くと昔のようにエンドルフィンは出ないかもしれない。しかし、基本的なことを見に染み込ませて、常に腕を磨いていかないといけない。
事業に必要なのは、「商品」と「マーケティング」この二つのことは、絶対に怠ってはいけないし、成長、改善を止めちゃいけない。ほんのすこしの差が、勝敗を決める、厳しいジャンルがこの二つだ。
ーおがわ
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします