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大阪のおばちゃんがビジネス?

2015.7.8 | ,
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From:中谷佳正

From:中谷佳正

先日。

会社の近くに天神橋筋商店街という、大阪人が世界に誇る全長2,6kmの商店街があるんですが、、、

そこに目当てのお店があり、お昼ゴハンを食べに行ったんですが、アーケードを通るとまさしく〃大阪のおばちゃん〃が大量発生していました(笑)

「あんたまた肥えたんちゃう?」
「ワタシ水だけで太るタイプやんねん」

という意味不明の会話が飛び交っている・・・

大阪のおばちゃん〃には色々な名言があって

友達がゲームを買ったから、自分もねだる子供には

「よそはよそ。うちはうち」

若いカッコイイ男の子を見つけると

「あんた男前やな〜。ツバつけとこ」

何でもサロンパスとバファリンで治ると思っている人種なんで胸が痛い・・・とか言うと「とりあえずサロンパス貼っとき」って感じです

本当に感覚だけで生きてるんじゃないかな?って思ってしまいます(笑)

仕事をしていると、この感覚だけではなかなかうまく行かないことも多いのですが、ビジネスマンの中にもこう言った感覚だけでとても大切な判断をしている人と話す機会があります。

例えば、あなたは広告を出したのに効果がなかったなんて経験はありませんか?というより、、、今、出している広告って効果はありますか?

僕の知り合いの経営者の方で広告を出している方がいらっしゃいました。それなりの金額を広告費として割り当てていたのですが、その出し方が微妙でした。。。

予算は120万円で雑誌に100万、ウェブに20万で考えているとおっしゃるのです。

で、その根拠は?とお伺いする僕に対して経営者の方は、、、

根拠?とりあえず周りに聞いてみたら、そんな感じの割合だったから…

僕は衝撃を受けてしまいました。それって、120万円をドブに捨てている可能性がありますよね?っていうか、その割合って何ですか?

根拠のない広告を出していないか?

あなたは、こんな根拠のない広告の出し方をしていたりはしませんよね?どういうことかというと、なぜ雑誌広告で100万円を使うのか、なぜウェブ広告で20万円を使うのかを説明することができますか?という質問です。

あなたが今使っている広告費が、なぜその金額なのかを説明できますか?ってことですね。

もし思い当たるようであれば、、、

「その広告ホンマに意味あります?」

って事を自分に問いかけてみてはいかがでしょうか?

広告は投資である

例えばあなたは、20万円投資したら翌月22万円になって返ってくる投資があったら実行しますか?僕は、その投資がちゃんとしたもので根拠があるものであれば、喜んで実行します。まぁ、僕の場合それがビジネスなわけですが、また別の話ですね。

広告というのはつまりそういうものです。20万円の広告費を払ったら、結果的に22万円の売上が確保できる根拠があるものに資金を投入するということです。もっと言えば、20万円の広告費の「何倍」の売上が結果的に手に入るかを計算して資金を投入することです。それなのに、多くの経営者は適当に広告を出しています。。。

スタッフには厳しいくせに(笑)

数十万円支払っている従業員の働きが悪いと、ブチ切れする経営者はよく見ますが、数十万円払っている広告の効果が悪くてブチ切れしている経営者の方はあまり見たことがありません、、、

軽視されるウェブ広告

ウェブ広告について解説する時に、1クリックでいくらみたいな説明の仕方をします。例えば、1クリック200円の広告です。みたいな言い方です。

すると、多くの経営者の方はこう言います。

高っ!!僕からすると雑誌広告の方がよっぽど高いと思うんですが・・・

友人に雑誌広告の効果測定について質問してみました。その友人はインターネット通販をやっていて、雑誌に10万円くらいで広告を出したそうです。ちゃんと効果測定できるように、URLも雑誌専用のものを用意しました。

すると…

そのURL経由でアクセスしてくれたユーザーは10人程度だったそうです。QRコードなども試してみたそうですが、あまり変化はなかったとのこと。

つまり…

1クリック1万円!(笑)

なんか、新手の詐欺のようです。1クリック1万円詐欺。。。まぁ、雑誌広告というのは余程しっかりと作りこまないと直接的な効果を得るのが難しいっていう実例です。

実際には検索エンジンを使って来てくれてたり、すでに顧客だった人が思い出してブックマークから行動してくれたりと、色んな要素はあると思います。でも、結局その効果はわからずじまいというのが雑誌広告なんですね。

その点、ウェブ広告は効果測定が容易なので使いやすいですね。たとえ1クリック200円だったとしてもどうでしょう。10人に1人が2万円の商品を購入してくれるのだとしたら?

1クリック200円は高いですか?それとも安いですか?

たぶん、安いですね?

レバレッジを効かせる

実際、あなたがもしそんな投資効率の良い広告を見つけたら、今度はそこにレバレッジを効かせてください。1クリック200円の広告をクリックしてくれた10人に1人が2万円の商品を買ってくれるというような広告を見つけた場合です。

1クリック200円は高く感じるかもしれませんが、2000円払ったら2万円の商品が売れる投資です。粗利がどれくらいかはわかりませんが、普通の商売であれば十分利益は出るはずですよね。だったらウェブ広告費は20万円なんて言わずに、100万円、200万円とつぎ込んでください。それがレバレッジを効かせるということです。

単純に考えて広告費20万円の時の売上が200万円、広告費200万円の時の売上は2000万円になります。

では、これが雑誌100万円、ウェブ広告20万円という根拠のないルールだったとしたら?恐らく広告による売上は200万円ちょっと、300万円行けば御の字という感じじゃないでしょうか。。。

予算を120万円と決めて5:1の割合で根拠のない広告の出し方をする。

1クリック200円でも2000円の広告費で2万円の商品が売れる、根拠のある広告の出し方をする。

あなたはどちらを選びますか?

中谷佳正

P.S.
広告費は売上に対してどれぐらいの割合が妥当ですか?みたいな質問がよくありますが、ああいった質問の回答は基本意味のない答えですから注意してくださいね。売上の10%とか聞きますけど、それは業種や用途によって変わる(笑)結果として10%なのと、とりあえず10%ってのは意味が違うと思います。。。

P.P.S
広告費を決める際に、大阪のおばちゃんのように「とりあえずサロンパス貼っとき」という感覚で「とりあえず広告出しとこ」となっていませんか?

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中谷 佳正

Web制作会社 有限会社WINKSの代表。独自の手法で売上を上げるホームページを作る方法を確立し、いままで630社以上のWeb制作、運営に関わる。現在は、Web制作会社の経営と、同業社向けに売れるホームページを作るための中谷塾を運営、人気を博している。リッチ・シェフレンのナビゲーターでもある。

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