From:寺本隆裕
From:寺本隆裕
1年以上前のこと。
レスポンスのお得意さんやクライアントさんと一緒に、金沢に旅行に行きました。
金沢には僕は初めて行ったのですが、一緒に来ていたジョイマンが金沢市内の美味しい店を予約してくれていました。そこは海鮮の店で、、、なんと、すべての料理のメニューが「時価」。その日入った美味しい食材を大将がオススメの調理法で調理して持って来てくれます。
ノドグロ、エビ、トロ、、、高級な食材ばかりですが、そのほとんどの調理法が「刺身」でした。まぁ素材の味が抜群なので、変に味をつけるともったいない。本来の味を活かして生のままパクっといくのが一番美味しい食べ方です。
うまいうまい!
こんな美味い海鮮、食べたことない。みんなのテンションも上がり、総勢7人で食べまくる。せっかく来たからと、値段もわからないのに注文しまくる。。。
そしてやっぱり、どうしてもあの時間がやってきます。
お会計です。
でも、集まってるのは【ザ・レスポンス】に近しい社長、起業家ばかり。
すんなり割り勘するわけがありません。
参加者の一人、こないだpodcastに出てくれた藤さんが言いました。
「これ、ジャンケンで負けた人が払うことにしませんか?」
来ましたー。ハイ来ました。
大将から手渡された伝票を見ると、
7名で総額、約25万円。
ガゼン楽しくなってきました!
「男気ジャンケン」バリの、7人のじゃんけん大会です。
(店内なので)声を押し殺し「さーいしょーはグー!」。
力が入ります。
結果は、、、
小川寺本は勝ち。
お得意さん2名(藤さん(言い出しっぺ)、滑川さん)の負け!
(さすがに一人負けは、、、ということで、敗者は2名にしました)
日本海の、最高級の素材の味をタダで楽しんだ、最高の夜でした。
「素材の味を活かす」
この高級なお店では、ほとんどが刺身。生のものが提供されていました。
素材の味がほんとうに美味しいので、味もほとんどつけず、さばいたままを頂くのが最高の贅沢でした。
もしこのめちゃくちゃ美味しい素材を、濃い味付けにしてしまったらどうなるか。
例えばカレーの具材なんかにしてしまったらどうか?
・・・もったいない、、、
と感じるでしょう。
もしかしたら、調理してカレーとして出すほうが、
そのまま出すよりも値段が安くなってしまうかもしれません。
翌朝の市場でも朝食に贅沢な海鮮丼を頂いたんですが、
これもご飯の上に刺身を乗せただけのシンプルなもの。
もしこれに変に味や調味料が付いていたら台無しです。。。
そしてこれは、
マーケティングやセールスライティングも同じことが言えます。
マーケティングやセールスライティングとは、
「素材の味を活かす」活動です。
素材とはもちろん、商品そのものや、商品の持っている価値のこと。
素材の味を活かし、最高の形で届けるという活動です。
決して、素材が何なのか曖昧にして、調味料で誤魔化して提供するということではありません。
いい素材を集める
↓
その素材を最も活かす調理法を決める
↓
調理する
これが、腕の良い料理人だとすると、
腕の良いマーケッター、セールスライターは、
いい素材を見つける(リサーチして商品まわりの情報を調べる)
↓
その素材の価値を引き出す最もいいアピール方法を企画する
↓
ライティングする
ということになります。
最初の素材集めでいいものが集まれば、
あとはほとんど「そのまま」提供するだけで、素晴らしい料理になります。
一方、素材が微妙なら、、、
一生懸命調理を頑張って何とか「ごまかさなければ」いけません。
実際、ジーン・シュワルツという伝説的なセールスライターがいるのですが、
彼が作ったとある健康系の本の広告は、ほとんどが本の内容からの引用でした。
なぜなら、本の内容が素晴らしいので、
本の内容をそのまま広告に「コピペ」すること、つまり、
素材の味をそのまま提供するだけで価値のアピールにつながったからです。
世界トップクラスのセールスライターである彼の仕事は、
本の「どの部分」を引用してくるか、を決めることだけでした。
マーケティングの成功は、、、
・いい素材を集めること
・素材を活かすこと
この2つがカギになります。
では2つ質問です。
・あなたが集めたその素材、そのまま食べても美味しそうですか?
・あなたの調理法、素材が主役になっていますか?
fasdf
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